低酸素誘導因子HIF1aにより誘導されるマイクロRNAの歯髄炎進展における役割
Project/Area Number |
21K16989
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57030:Conservative dentistry-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
藤井 真由子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (80844357)
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Project Period (FY) |
2022-12-19 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | マイクロRNA / 低酸素 / 歯髄細胞 / miRNA-210 / IL-6 / inflammation / dental pulp cell / miRNA210 / 炎症 / microRNA / 歯髄炎 / 歯髄幹細胞 |
Outline of Research at the Start |
歯髄に細菌感染が波及し歯髄炎が惹起されると、炎症に伴う内圧の亢進により歯髄は容易に低栄養・低酸素状態に陥る。この特殊な環境が歯髄炎の病態に及ぼす影響は十分解明されていない。申請者はLPSにて刺激された低酸素培養歯髄細胞や歯髄組織で、低酸素誘導因子の発現が亢進し歯髄炎の病態を修飾している可能性を示した。今回、LPS刺激ヒト歯髄細胞において低酸素状態で誘導されるマイクロRNA (miRNA) の中で炎症の進展を修飾するmiRNAを同定し、標的遺伝子およびシグナルを特定する。低酸素状態特異的なmiRNAを同定しその機能を明らかにすることで、歯髄炎進展メカニズムの一端が明らかになるものと期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
コロナ時期を通じた渡米前の期間において、低酸素誘導性因子 HIF1aと低酸素で誘導されると報告されているマイクロRNA210が、炎症がおきた歯髄細胞で発現している動態について、検証を行い、その結果をもとにマイクロRNA210のターゲット因子の絞り込みと検討を行った。 マイクロRNA210が歯髄炎症において代表される炎症性サイトカインにどのような効果をもたらしているのかについては、マイクロRNAを導入した際の細胞状態に左右されるため、検証が困難であったが、細胞状態について数値的にサイトカインや導入マイクロRNAの遺伝子的解析を行うことで、検証を可能として、結果を得た。 マウスでのマイクロRNA210の歯髄細胞での発現とその下流遺伝子の発現をin vivoの組織免疫染色で確認する前段階として、まずはin vitroでのヒト歯髄細胞を用いた細胞免疫染色をおこなった。 渡米から帰国後の状況としては、今後の実験に必要な試薬、機器等の確認と必要なものの購入を検討した。また凍結していたサンプルの状態を順次確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2023年度(2024年の2月)より研究の再開手続きを行った。 必要な材料、物品、培地等々の在庫のcheckと期限を確認し、使用可能なものの書き出しをおこなった。細胞について、冷凍ストックからおこし、細胞の状態の確認を、順次起こった。 2月からの再開のため、年度末の請求期限が近かったため、必要な物品の購入に関して積極的には購入できなかった。 今までのデータを検証し、再度繰り返し実験が必要なもの、また仮説に対して新たに検討実験が必要な部分などの洗い出しを行なった。
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Strategy for Future Research Activity |
歯髄に対しての修復作用の検証として、 歯髄細胞でのin vitroでの増殖活性並びにアポトーシス作用についてmiRNA210mimicならびにLPSを用いて検証する。
マウスの実験的歯髄炎モデルでは歯髄組織を採取しての検証であった。マウスのin vivo実験としてmiRNA210mimicとLPS貼付を行い、miRNA210のターゲット遺伝子の発現や、どの程度低酸素状態が変動するのか、低酸素プローブを用いて、経過を検討したいと考えている。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)