Project/Area Number |
21K17225
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
塚本 知子 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30456074)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 医学教育 / 学生評価 / オンライン / 模擬面接 / mini-CEX |
Outline of Research at the Start |
COVIT-19感染症の拡大で、オンライン実習の導入が急速に進められている。オンラインでは社会的距離を保ち、効率的な学習が可能である一方で、学生評価は課題とされている。学習成果基盤型学習においては、学生のパフォーマンス評価が重要であるが、オンラインでの評価が対面評価と同等に有用であるかは明らかではない。そこで、医学生に対してZoomを用いて模擬医療面接を実施し、指導医が簡易版臨床能力評価法(mini-clinical evaluation exercise)で評価し、対面での評価との一致度を検証し、オンラインのmini-CEXの評価の信頼性/安定性を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、医学生の実習において、シュミレーション教育やオンライン実習の導入が急速に進められ、オンライン教育での学生評価の重要性が高まっている。 本研究では、オンライン会議ツールZoomを用いてオンライン模擬医療面接を実施し、複数の指導医が簡易版臨床能力 評価法:mini-CEX (mini-clinical evaluation exercise)による評価を行い、その信頼性を検証する。オンラインでの学生評価の信頼性が証明されれば、今回の新型コロナウイルス位感染症のような新興感染症や災害などにより、対面実習が限られた社会情勢においても、医学実習の質向上、ならびに高い臨床能力を持つ医師の養成につながることが期待される。 研究1年目、2年目に研究計画、評価者へのFD、学生/評価者への研究介入を実施し、オンライン模擬医療面接、録画動画の複数の評価者による評価を行い、質的研究目的に参加者へのフォーカス グループインタビューを行っており、 研究3年目の2023年度にはそれらから得られた量的研究の統計解析、及び質的研究の文字起こしを行なった。その後、それらをもとに、統計解析ソフトを用いた量的解析により結果の信頼性を検証するとともに、質的解析については、内容分析を用いて複数の研究協力者と質的データの分析を行い、学会発表および論文化に向けて結果の解析および精査を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
オンライン模擬面接の動画に対する評価者が複数人であるため、全ての評価を完了するのに時間を要した。また、統計解析に時間を要しているほか、質的研究の ためのフォーカスグループインタビューの結果に基づく内容分析は研究代表者の他、複数の協力者での詳細な解析が必要であり、コロナ禍で研究者が対面で集ま る時間が十分取れなかったことから、計画にやや遅れが生じた。その後、結果の解析を行い、学会での発表準備および論文化への準備を進めているが、海外渡航の自粛などから全体として研究結果の公表などに遅れを来している。そのため研究期間を1年延期し、研究を遂行する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、研究期間を1年間延長し、2024年には最終年度として学会発表および論文化を行い、研究成果を国内外に発表する予定である。
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