Project/Area Number |
21K17242
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | 株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所) |
Principal Investigator |
紀戸 恵介 株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所), 睡眠医学研究部, 上級特別研究員 (40774211)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 閉塞性睡眠時無呼吸 / 高齢者 / 睡眠医学 |
Outline of Research at the Start |
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、気道が狭くなることによる酸素飽和度の低下と無呼吸からの呼吸再開時に起こる頻回の一過性覚醒が主な病態である。加齢とともに睡眠時間が生理的に減少し、そこにOSAによる睡眠の分断化が重なることで質も低下し、その結果、認知症に繋がり得ることが明らかとなっている。したがって一見健常者と思われる高齢者でOSAを診断することは、高齢社会の本邦で今後重要となる。本研究は、まず携帯型睡眠評価装置を高齢者が在宅で適切に使用するためのマニュアルを作成する。そのマニュアルを頼りにして装置を使用してもらい、終夜睡眠ポリグラフ検査との同時記録を実施して、感度及び特異度を明らかとする。
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Outline of Annual Research Achievements |
加齢とともに閉塞性睡眠時無呼吸の有病率が高くなることは欧米の疫学調査で既に明らかになっているが、実際の医療現場でどのような方法で診断していくかについて十分なコンセンサスが得られていない。Gold standardとしては、入院して特別な部屋を用いて終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を実施することが推奨されているが、高齢者にとっては敷居が高く、より負担のかからない簡便な手法を開発する必要がある。当研究では自宅でも実施が可能な携帯型睡眠評価装置(本機器)を実際に高齢者に試用していただき、負担なく使用が可能か、またその診断精度がどの程度であるかについて検討し、どういう対象者にどのように使うべきかを解明していくことを目的としている。 2023年度はCOVID-19感染症の影響により被験者募集が遅れたが、24年3月に合計2名の研究参加があり、データ収集および解析を行った。前年度の結果と合わせて高齢者でも負担が少なく本機器が使用できることが明らかになりつつある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
被験者の募集が、COVID-19感染症の影響を受けて実施が困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度の研究については、ひと月あたり1-2名の被験者のエントリーを目指す。また進捗状況をみながらPSGと携帯型睡眠評価装置の同時記録の研究も行う。本研究に関して情報収集を行うため関連学会の参加も適時行う。
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