A longitudinal seroprevalence survey of SARS-CoV-2 infection among health care workers and children
Project/Area Number |
21K17271
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58020:Hygiene and public health-related: including laboratory approach
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
齊藤 信夫 大分大学, 医学部, 准教授 (60626018)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 新型コロナウイルス / 新型コロナウイルス感染症 / 血清疫学研究 / 感染対策 |
Outline of Research at the Start |
医療・介護従事者・小児は高齢者と接触機会が多く、新型コロナウイルス感染症(COVID19)対策で重要である。この重要集団なの侵淫状況(感染状況)を経時的(流行前後、ワクチン導 入前後)に検討することを目的とした血清疫学調査を行う。ワクチン導入後でも自然感染の抗体価上昇を測定できる方法使用する。これらにより、今後の感染対策に寄与できるものと思われる。
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Outline of Annual Research Achievements |
地方における医療・介護従事者・小児の新型コロナウイルス侵淫状況を定期的に把握することで、感染対策に寄与することが本研究の目的である。医療・介護従事者の調査に関しては、長崎県の複数の医療施設において、医療・介護従事者を対象に実施中であった。しかし、調査対象の医療法人で新型コロナウイルスによる院内感染のアウトブレイクが複数機関に発生した。このことにより、相手機関側の人手不足により、医療従事者から研究用の採血実施が困難となり、2022年度の医療従事者の抗体調査は中止とした。2022年度は小児の侵淫状況の検討を進めた。10代以下に関しては、これまで2020年3月~2021年6月までの1656検体ではすべて陰性であったが、2021年6月~2021年10月までに大分と静岡の医療機関から収集した816検体では、6検体の陽性があり、期間別の抗N-IgG抗体陽性率が0.2%~16.7%であった。これらの検体は他疾患で外来通院中の患者から集められたものであり、陽性者のほとんどはこれまでRT-PCRなどによる新型コロナウイルスの診断がされていなかった。新型コロナウイルス流行中(デルタ株)には、医療機関を定期受診する小児にもある程度の割合で、無症候性感染者がいることを示した。これらの結果を論文化し投稿中である。オミクロン株流行中での検体収集も順調に行われており、収集済みの検体の抗体価測定と論文化を現在進めている。大分での流行と小児での無症候性感染の割合をオミクロン株流行時にどの程度みられたのか、デルタ株との違いなどを比較検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
小児血清疫学調査に関しては、おおむね予定通り進行中であり、これまで2472検体を収集することができた。医療・介護従事者からの検体収集は、相手機関での多数の院内感染などの影響で、相手機関からの要望で2022年度は検体収集を行うことができなくなった。そのため、医療・介護従事者での調査が予定より大幅に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、収集済みの小児検体を活用した研究を進めていく。これまで合併症があり、定期受診している小児の無症候性感染の侵淫状況は明らかにされていない。特にオミクロン株流行時は小児での流行が顕著であり、ある一定数の無症候性感染者が小児外来受診者にもいるものと思われる。外来での感染対策上も重要であり、今後解析を進めていく。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)