Project/Area Number |
21K17291
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
大西 修平 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 博士研究員 (80899526)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 筋肉量 / サルコペニア / 肝機能 / アルコール代謝遺伝子 / 肝繊維化 / 飲酒 / 骨格筋量 / 肝臓の繊維化 / Fib4 Index / 肝の線維化 / 高齢者 / 地域住民 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、一般高齢者集団において、遺伝子型を考慮したアルコールの過量摂取と肝の線維化が、骨格筋量の減少に与える影響を明らかにすることを目的としている。 本研究は和歌山県内の北部・中部・南部に位置する3町における特定健康診査および後期高齢者医療健康診査の受診者を観察対象集団とする前向きコホート研究である。 主要な測定項目は骨格筋量、血液検体から求められた肝線維化の指標、アルコール代謝遺伝子検査キットにより判定されたアルコール遺伝子タイプ、および1日の飲酒量である。 本研究課題が解明されることにより、骨格筋量の減少を防ぐためには、適切なアルコール摂取量を遵守する必要があると提唱できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度においても和歌山県内の町村にて、住民を対象に健康診断を実施した。健康診断において主要な測定項目である筋肉量検査、血液検査、アルコール代謝遺伝子検査、および飲酒や生活習慣に関する問診等を実施した。 当研究の最終的な目的は、アルコール代謝遺伝子を考慮した過量飲酒と肝臓の繊維化が、骨格筋量減少に及ぼす影響を明らかにすることである。筋肉量減少の予防は将来の寝たきりやADLの低下を防ぐにあたり、重要な課題である。対象者をアルコール代謝遺伝子ごとにグループを分け、それぞれの群ごとに過量飲酒と肝臓の繊維化が骨格筋量に及ぼす効果量を分析している。現時点の解析結果では、アルコール代謝遺伝子型のうちアセトアルデヒド代謝能力が高い群において、日常的にアルコールを多飲しており、その結果筋肉量が低くなる傾向を示している。すなわち飲酒によって顔が赤くなりにくい者たちは一見すると飲酒が身体に悪影響を与えていないように見えるが、実際には筋肉量減少を招いている可能性が示唆された。さらにアセトアルデヒド代謝能力が弱く、顔が赤くなりやすい群については、過量飲酒をする者は多くないものの、肝の繊維化をきたしている者はやはり骨格筋量が減少している傾向が示されている。 ただしアセトアルデヒドの代謝能力が弱いが、日常飲酒している者は多くなく、解析強度を担保するにはさらなる対象者数を確保する必要がある。また、男性に比べて女性は日常飲酒している者が非常に少なく、本研究の解析対象者は男性に限定する必要も出てきている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年も住民の健康診断を実施し、研究に必要なデータを得た。現在は集積したデータの整理、解析を順次すすめている段階にある。2022年までのデータについては横断解析をほぼ終えており、これに次年度のデータを足して解析強度を上げていく。前年度に比べ研究者の臨床業務の繁忙化により、データの整理はやや遅れている現状である。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度においても和歌山県内の市町村において住民健診を実施予定である。データの集積をつづけ、横断データの解析が終了し次第、学会等を通して発表予定である。データの連結が可能な者の抽出をすすめ、縦断的な解析についてもすすめていく。
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