Project/Area Number |
21K17334
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
樅野 香苗 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (40335592)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | ワークエンゲイジメント / コンピテンシー / プロアクティブ行動 / 職場学習支援 / 組織学習 / 看護管理者 / 組織マネジメント / 理念の浸透 / 組織コミットメント / 看護管理者のコンピテンシー / 学習する組織 / ワークエンゲージメント / 因果モデル |
Outline of Research at the Start |
学習する組織とは、目的に向けて効果的に行動するために、集団としての意識と能力を継続的に高め、継続的に伸ばし続ける組織と定義されている。 看護組織には、絶えず変化し続ける課題に取り組み、質の高い看護ケアの提供や人材育成、新たな働き方の創出が求められている。変化に適応するためには組織の学習力が重要であり、看護組織における組織学習の状態を測定できる尺度が必要となる。 本研究は、学習する組織の構成要素である5つのディシプリンの測定尺度の日本語版を作成しその信頼性と妥当性を検証するとともに、組織学習を構成する5つのディシプリンが組織の看護師のワークエンゲージメント向上に影響しているかを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
組織学習の鍵となりうる看護管理者を対象として、看護管理者のコンピテンシーにプロアクティブ行動と職場学習支援が与える影響を明らかにすることを目的とした。プロアクティブ行動とは、「自分自身や周囲に影響を及ぼすような先見的かつ未来志向的な行動」と定義されている(Grant & Ashford, 2008)。看護管理者の組織再社会化の観点から、彼らを自身の役割を能動的に果たしていこうとする動機づけをもつ「能動的な存在」として捉え、組織学習の構成要素としてプロアクティブ行動がコンピテンシー獲得に影響を与えると推測した。また職場における支援が、看護管理者のコンピテンシーやプロアクティブ行動に影響を与えているのかを明らかにすることを目的とした。 A県内の中規模以上の病院に勤務する看護管理者を392名を対象に、自記式質問紙によるWeb調査を実施した。調査項目として、東大版コンピテンシー尺度、プロアクティブ行動尺度、職場における他者からの支援尺度を使用した。調査の結果143名から回答が得られ、データを分析した結果、看護管理者のコンピテンシー獲得にプロアクティブ行動と認定看護管理者研修の受講が有意に影響していたことが明らかになった。一方、職場支援は看護管理者のコンピテンシー獲得には影響を与えていなかったが、プロアクティブ行動とは有意な関連がみられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査は順調に進捗したが発表プロセスがやや遅れている。 年度内にもう一度調査を行い、成果発表に繋げていきたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
既にデータ収集が終了した研究については、成果を発表できるように進捗管理を行っていく。さらに、ワークエンゲイジメントと組織学習との関連を明らかにできるような研究計画を立案し調査を実施していく。
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