Project/Area Number |
21K17348
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
前田 耕助 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 助教 (40736899)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 看護技術 / 脳血流 / 基礎看護学 |
Outline of Research at the Start |
足浴は下肢を温湯に浸す部分浴であり、一般には足湯として親しまれ、誰でも簡単にどこででも実施できる看護ケアである。足浴にはリラックス・気分転換を促す効果があることが報告されるが、本研究では足浴の新たな活用法(脳活動を促す足浴法)の開発を目指す。 具体的には以下の内容に取り組む。 ① 被験者に対して足浴を実施し、脳の各領野の脳血流動態の確認ならびに、自律神経活動、皮膚表面温度、主観的指標との関連について調査し、脳の活動に及ぼす影響を検討する。 ② 被験者に対して、用いる湯温や湯量、頻度を変えるなど、様々な条件による足浴を実施し、脳活動をより一層促す足浴法を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
脳血管障害や認知症の患者の寝たきりや傾眠、昼夜逆転を予防、改善できる看護技術の開発を目指し、脳活動の指標である脳血流量を用いた実験的研究に取り組んでいる。具体的には、一般に足湯として親しまれる足浴の新たな活用法(脳活動を促す足浴法)の開発を目指し、非侵襲的に脳血流量を測定できるfunctional magnetic resonance imaging(fMRI)や、近赤外分光法(near‐infrared spectroscopy: NIRS)、ならびにNIRSの測定点を核磁気共鳴画像法(magnetic resonance imaging: MRI)に重ね合わせる方法を用い、足浴による脳活動への影響のメカニズムの解明、ならびに脳活動をより一層促す看護技術(足浴法)を明らかにすることを目的とする。 2022年度は研究に関する文献検討や、看護技術、脳活動関連の学会等に参加し、看護技術や脳活動の評価指標に関する知識やその分析方法について情報収集を実施し、研究計画、実験プロトコールの精査ならびに細かな修正を行った。特に、下肢への温熱刺激方法について足浴以外の方法の検討ならびに検証し、看護師でなくても実施できる、より簡便な温熱刺激方法について検討した。また、実験実施に向けて、使用する測定機器(NIRS、MRI)に関する知識の習得や測定技術の鍛錬の実施、分析方法の検討を行った。 現在は、被験者の募集ならびに、実験介入、データ収集を実施している段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
年度開始当初より実験実施のための倫理審査を経て、実験介入を予定していたが、その前のプレテストの結果から、実験プロトコールの精査および分析手法の再検討が必要であることが分かった。正確なデータを採取する方法についての情報収集ならびに検証に多くの時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、研究参加者を募集し、データを収集し、分析を実施する。 データ収集(2023年8月~2024年3月):研究計画に則り、データを収集する。研究対象者の予定数は30名としているが、実験と同時に分析をすすめ、分析結果をもとに流動的に変更する予定である。 データ分析(2023年10月~2024年3月):データ収集を行った都度、データ分析を実施する。
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