Project/Area Number |
21K17373
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Komatsu University |
Principal Investigator |
加藤 千夏 公立小松大学, 保健医療学部, 講師 (60827111)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 睡眠時無呼吸 / CPAP療法 / アドヒアランス / 行動変容ステージモデル / セルフケアプログラム / CPAP / 行動変容 |
Outline of Research at the Start |
CPAP療法は、睡眠時無呼吸の治療の第一選択であり、毎晩一定時間以上のCPAP専用マスクの装着が必要である。CPAP機器やマスクの改良により装着時の苦痛が改善されてはいるが、申請者による調査では、依然として約3割が遵守できていない。CPAP療法の継続には、個別の生活状況とその変化を自らの判断で調整しつつ、継続的な装着に向けて能動的な意思決定に基づく行動変容を必要とする。本研究では、CPAP使用者の心理活動と能動的な行動変容に着目し、CPAP非遵守者の行動変容を促進するためのセルフケアプログラムの開発を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
睡眠時無呼吸の治療の第一選択は「CPAP(シーパップ)療法:持続陽圧呼吸療法(CPAP:Continuous Positive Airway Pressure)」であり、毎晩一定時間以上のCPAP専用マスクの装着が必要である。しかし、これまでの調査では、約3割が遵守できていない。この遵守率(アドヒアランス)の低さは、日中の居眠りによる交通事故や作業効率の低下を招くだけでなく、生活習慣病の憎悪に伴う心筋梗塞や脳卒中の発症リスクをも高めてしまう。そのため、CPAP療法の遵守率を高める必要がある。 CPAPの遵守不良者には行動変容が必要となる。その心理的支援として、医療者はProchaska(プロチャスカ)の行動変容ステージモデルに基づいて対応する必要があると考えた。行動変容ステージモデルとは、行動変容を目指す健康教育のために開発され、どのステージかによって支援が異なる。今では様々な健康教育で実践されているが、睡眠時無呼吸の患者、CPAP使用者への適応については、まだ十分な検討がなされていない。CPAP遵守のためにどのような行動変容が必要となってくるのか、また実際に、各ステージにおいて具体的にどのような支援を行えばよいのかは明らかにされていない。本研究は、CPAPの遵守不良者への行動変容を促進するために、Prochaskaの行動変容ステージモデルを基盤としたセルフケアプログラムの開発を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
一般的な保健指導で用いられるProchaskaの行動変容ステージモデル「無関心期」「関心期」「準備期」「実行期」「維持期」の定義とCPAP療法特有のアドヒアランスの定義からのステージモデルの検討に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
患者、医療者へのプレ調査からCPAP療法特有の行動変容ステージの設定を早急に進め、これまでの先行研究で得た臨床データに照らし合わせながら試作版を作成し、睡眠医療の外来で従事する医療従事者の意見を聞きながら実行可能性を考慮し、遵守率の改善効果の検証を進める予定である。
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