Project/Area Number |
21K17390
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
田幡 純子 東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (40710041)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 子育て支援 / 祖母 / 疲労感 / 生活の質 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、子育て支援をする祖母の疲労と生活の質の関連を検討する。 家庭内での支援が主となる産褥期から生後3ヶ月頃までの期間、子育ての支援者として祖母は活躍を期待され活用されている。祖母は孫への育児支援をする中で、主観的幸福感や生きがいを感じるといわれる一方、心身の疲労が複数語られている。しかし、子育て支援をする祖母の疲労と生活の質の関連は明らかではない。 祖母自身の生涯発達への支援をするには、現状を知ることは重要である。そこで、生後3か月以内の孫の子育て支援をする祖母に質問紙調査を行い、祖母の疲労と生活の質について尺度を用いて測定をして統計的関連を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、育児支援をする祖母の疲労を測定し、疲労と生活の質の関連を明らかにすることである。疲労と生活の質の関連を明らかにすることで、支援者として活躍する祖母自身の生涯発達への支援をする際の基礎資料となりうる。 子育て期間、特に産褥期から生後3ヶ月頃までの期間では、家庭内での支援が主となり、家事・育児を乗り切るために、祖母は子育ての支援者として活用されている。孫への育児支援をすることは、祖母世代の女性にとって精神的健康に関し両価性な影響を与え、身体的健康への影響について心身の疲労が複数語られている。加えて、子育て支援をすることによって、祖母自身が生活の質とは何かに向き合い、自らその価値を見出すといわれている。しかし、子育て支援をする祖母の疲労と生活の質の関連は明らかではない。 これまでに子育て支援の中で生じる疲労を測定する尺度はなく、祖母の疲労を適切に評価することが困難であったことから、研究代表者は生後3ヶ月以内の孫への子育て支援をする祖母の疲労に特化した「祖母用育児支援疲労感尺度」の開発をし、祖母の疲労に対する評価を行ってきた。その研究を基に本研究に取り組んでいる。 2022年度は、本研究の基礎資料となる2021年度に投稿した「祖母用育児支援疲労感尺度」を用いた祖母の疲労に対する評価の投稿に対する査読への対応を行っている。並行し、文献検討や学術集会からの情報収集により本研究の調査項目について検討し、調査票内容、研究方法を精錬させることに取りくみ、倫理審査に向けた研究計画書の作成をした。また、倫理審査に向けた準備として倫理研修の受講、研究遂行に向けコンプライアンス研修の受講をした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究遂行や倫理審査受審に必要な研修の受講、先行研究の公表を優先したこと、行動制限や産科施設における立ち合いや面会の中止が生じている中で、対象者選定方法の検討を要したこと、所属施設での倫理審査委員会の規定が変わり、看護研究に関して審査の受付が中断され、予定していた倫理審査委員会での受審ができなくなったことから、倫理審査の受審先の選定、書式の変更が必要になったことから本研究に必要な書類の完成に至っていない。 自身のコロナ感染症への感染やその後遺症、濃厚接触者となったことでの隔離が生じ、研究活動に取り組むことが困難だった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、研究実施に必要な書類を完成させる。その後、web調査に向けた調査会社の選定、web調査用画面作成、パネル利用等web調査に向けた手続きを行う。また、既存のQOL尺度の使用許可を得る。倫理審査の受審先を選定し、受審、承認を得たうえで調査を開始する予定である。
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