Project/Area Number |
21K17464
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
|
Research Institution | Kansai Medical University (2022-2023) Kansai University of Welfare Sciences (2021) |
Principal Investigator |
中山 淳 関西医科大学, リハビリテーション学部, 講師 (40805602)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
|
Keywords | 人工筋 / 装具 / 筋電 / 上肢 / 運動麻痺 / 神経麻痺 |
Outline of Research at the Start |
上肢の神経麻痺による疾患では,装具療法が優先される.これら装具は大きく矯正用装具と保護用装具に大別されるが,運動麻痺の装具に,随意的な手指の運動補助を目的とした装具はこれまでにない.また,矯正・保護目的の装具は,固定角度が一定で使用目的に応じた角度変更が困難であることが問題点である.本研究課題は,これまでの研究アプローチを発展させ,この欠点を解決した上肢の神経麻痺に対する,次世代型装具の開発を目的とする.その研究課題を達成するために,①装具に人工筋を用いて拘縮予防と固定角度の可変機能の両立性,②筋電による随意的な指の屈曲伸展運動を発現する装具の開発,③装具の安全性および臨床適応の評価を行う.
|
Outline of Annual Research Achievements |
上肢の神経麻痺による疾患では,装具療法が優先される.これら装具は大きく矯正用装具と保護用装具に大別されるが,運動麻痺の装具に,随意的な手指の運動補助を目的とした装具はこれまでにない.また,矯正・保護目的の装具は,固定角度が一定で使用目的に応じた角度変更が困難であることが問題点であり,これらを補うために装具を付け替える必要がある.これらの問題を解決するのが人工筋を利用したハイブリッド型人工筋装具である. 本研究課題は,これまでの研究アプローチを発展させ,この欠点を解決した上肢の神経麻痺に対する,次世代型装具の開発を目的とする.その研究課題を達成するために,①装具に人工筋を用いて拘縮予防と固定角度の可変機能の両立性,②筋電による随意的な指の屈曲伸展運動を発現する装具の開発,③装具の安全性および臨床適応の評価を行う.今年度に実施した研究成果は、筋電電極の貼り付け位置、トリガーポイント、人工筋の配置、牽引メカニズムや手関節及び手指の動かす方法などバイオメカニカルな点から開発している段階である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は,人工筋を用いた研究を岡山大学(岡久雄教授),ダイヤ工業(小川和徳氏),尼崎市の整形外科病院(田野確朗医院長)と共同研究を実施してきた. 会議は年間3回オンラインで実施した.協議内容は,装具が一昨年の6月頃に完成した。完成した装具を臨床適応し効果検討について検討を重ねている。 現在、手関節拘縮患者や手関節に疼痛を患う患者に対して上肢機能の評価、装具の操作性に関する検討、装具の満足度について検討を行っている段階である。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度は臨床応用を実施していく。具体的には、手関節拘縮患者や手関節に疼痛を患う患者に対して上肢機能の評価、装具の操作性に関する検討、装具の満足度について検討を行っている段階である。
|