脳卒中患者における方向転換動作の特徴解明と臨床応用のための動作計測手法の開発
Project/Area Number |
21K17466
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | National Rehabilitation Center for Persons with Disabilities |
Principal Investigator |
志水 宏太郎 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 運動機能系障害研究部, 流動研究員 (90895947)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 歩行 / 三次元動作解析 / 方向転換動作 / 脳卒中 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、脳卒中患者における方向転換動作について、三次元動作解析装置を用いた詳細な運動学的な分析を用いて、多様な疾患背景を持つ脳卒中患者の応用歩行動作の特徴を捉え、方向転換動作の臨床場面における有用性を確立する。また本研究では慣性センサーや足圧センサーを用いた方向転換動作の簡便計測手法を確立することで、方向転換動作を用いた運動機能評価の臨床実装を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、これまでに方向転換動作に代表される応用歩行動作に関する三次元動作解析を臨床現場でも実施できるような簡便計測手法の開発を行ってきた。これまでの成果として、RGB画像を用いた骨格推定手法についての精度について従来のゴールドスタンダードである光学式の三次元動作解析装置による計測結果との精度比較を行い、RGB画像を用いた簡便な計測手法であっても、光学式の三次元動作解析装置と同等の推定精度を有していることが明らかになった。しかしながら、RGB画像を用いた簡便計測手法では、計測範囲と奥行方向の精度が不十分である課題が以前として残されていた。
そこで当該年度ではRGB画像に深度センサーの情報を加え、かつロボット技術を駆使して計測範囲を担保した計測システムを用いて、脳血管疾患や整形外科学的疾患、パーキンソン病など様々な疾患背景を有する患者の歩行動作を計測した。結果として、各疾患固有の歩行動作の特徴を抽出することが可能であることが示された。本研究結果により臨床現場の限られたスペースと設備においても、高い精度で歩行動作分析を行うことができる可能性が示された点は、臨床現場における運動機能評価の発展や定量化の観点から意義深いと考えられる。
なお本研究成果については、第21回日本神経理学療法学術大会およびISPGR world congress 2023にて学会発表を行った。加えて疾患固有の基本情報を加えた本研究結果の詳細な分析結果については、第22回日本神経理学療法学会学術大会にて発表予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)