Project/Area Number |
21K17486
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Hiroshima University (2023) National Cardiovascular Center Research Institute (2021-2022) |
Principal Investigator |
前田 久 広島大学, 病院(医), 契約理学療法士 (80883545)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 循環 / 脳梗塞 / 血流 / ペナンブラ / 頚部リンパ節 / 脳血管機能 / リンパ系 / 免疫細胞 |
Outline of Research at the Start |
脳梗塞後には, 脳梗塞巣の近接領域において, 血流が乏しい領域 (虚血ペナンブラ)が生じる事が知られている. この血流が乏しい領域は, 脳傷害拡大や運動障害と関連し, 脳梗塞後の患者のリハビリテーションを阻害するため, その治療法開発が待たれる. 本研究では, ラット等の実験動物を用いて, 虚血ペナンブラ局所における血管作動性因子・免疫細胞・炎症メディエーターを定量し, リンパ系を介した免疫・炎症応答が, 傷害部周囲における血管機能低下と虚血ペナンブラ, 運動障害における影響を解明する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、頸動脈リンパ節の機能が、免疫系を介して脳梗塞の形成にどのように寄与しているのかについて、血行動態を指標にしながら検討する事である。そのため、in vivoで経時的に脳血行動態を評価する事のできる実験動物モデルの作製が必要である。本研究課題では、先行研究でよく用いられている塞栓糸を用いた脳梗塞 (mcao)モデルを本研究の目的にあわせてマイナーチェンジする事にし、研究課題採択後より、モデル作製の確立に取り組んでいた。当該年度は所属研究機関の変更に伴い使用できる研究機器等が使用できなくなり、研究計画の変更が必要となったため、これまでの研究成果を振り返り、今後の課題について検討を実施した。 本研究は、脳梗塞後の炎症初見と脳を栄養する血管の拡張能の関係性を検討する課題であるが、脳梗塞作製ラットにおいて、脳梗塞と血管機能の指標である血管造影による血管径評価や超音波ドップラー法を用いた血流速度との関係に関しては当初に想定していた結果とは異なる結果が得られている。 しかし、これらの結果が得られた前提として実験動物の測定においては麻酔下であるという条件付きのため、通常の生理的な状態をうまく反映しているかどうかは不明である。また、血管を測定する部位と梗塞巣との位置関係が厳密には検討できていない。また、脳梗塞作製した際の死亡率が比較的高く、測定は脳梗塞後1週間程度まで評価する予定であったがうまくいっていない。以上のようなことが今後の検討課題となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当該年度は所属研究機関の変更があり、研究環境が大きく変わったため、計画の変更が必要となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究成果を振り返り、現在の研究環境にて実施できる方策を検討し、循環障害に対する標的臓器への影響を検討していく。また学会発表等の学術集会への参加によって、情報収集を行う。
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