パーキンソン病での頸部感覚神経刺激リハビリにおける不顕性誤嚥との関連性の検証
Project/Area Number |
21K17512
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
中森 正博 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (30881297)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | パーキンソン病 / 頸部感覚神経刺激 / 不顕性誤嚥 / 嚥下障害 / リハビリテーション |
Outline of Research at the Start |
神経疾患では嚥下障害による肺炎のリスクが高く、『評価』と『リハビリ』を行って未然に防ぐ対策が重要である。現在、嚥下リハビリは嚥下関連筋の運動機能を中心に行われている。一方で肺炎は咽喉頭の感覚低下による不顕性誤嚥や咳嗽不全でも生じる。本研究は、頸部感覚神経電気刺激装置を用いて咽喉頭の感覚神経を賦活化させる機能を活用し、不顕性誤嚥の頻度が高いパーキンソン病患者において、咽喉頭の感覚神経と不顕性誤嚥の関連性、および本装置によって得られる効果を明らかにする。咳嗽の改善、肺炎発症率の低下が証明されれば、感覚神経が不顕性誤嚥に深く関与している事を示せるだけでなく、広く臨床現場での活用も期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究はパーキンソン病患者を対象に頸部感覚神経電気刺激を行う介入研究である。医療機器の適応外使用であることから、特定臨床研究として実施することとした。令和3年度に、特定臨床研究開始のために必要な諸準備を行い、「パーキンソン病での頸部感覚神経電気刺激リハビリにおける嚥下機能改善に関する単群介入研究」として広島大学病院倫理委員会に提出し、令和4年4月25日承認、jRCT公表を行った。症例数設計は統計解析の結果27名となった。令和4年6月1日から症例登録を開始した。参加希望者が想定外に多く、登録が速やかに進み、令和5年3月3日、最終症例(27例目)の登録を行った。対象はパーキンソン病患者で、介入は、頸部感覚神経電気刺激を1回20分、週2回、8週間実施とした。介入終了後さらに8週間経過観察とし、評価は全過程(16週間)において4週間ごとに評価した。医療機器に伴う有害事象は今のところ生じていない。令和5年3月31日時点で、11例は全過程完遂している。また、2例が参加者の都合で脱落している。本研究の主要評価項目は、介入終了時(8週後)での咳テスト正常者割合としている。ほかに嚥下造影検査での評価を副次評価項目としている。さらに、探索的評価項目として、頸部多チャンネル筋電図、電子聴診器による嚥下音評価を入れており、それらのデータ解析の一部は令和4年度中から開始した。全体の統計解析は、最終症例完遂後で、令和5年度中に開始できる見通しである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
令和4年度4月の段階では特定臨床研究の諸準備を終え、倫理審査での承認、jRCT公表という状況であった。統計部門と行った症例数設計で、当初より登録症例が少数で完遂する見込みとなった。さらに、参加希望者が想定外に多く、登録が速やかに進み、令和5年3月3日に最終症例の登録を行った。データ解析も一部は令和4年度中から開始した。令和5年度中に症例登録を完了する見通しであったため、1年以上早く進展することとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
最終登録症例の最終評価が完了するのが令和5年6月30日の予定である。介入およびデータ収集はすべて完了する。データ解析、成果報告(学会発表、論文発表)の段階に入る。
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Report
(2 results)
Research Products
(19 results)
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[Journal Article] Utility of Magnetic Resonance Spectroscopy for the Progression of Neurological Symptoms in Lenticulostriate Artery Territory Infarction.2021
Author(s)
Shiga Y, Nezu T, Nakamori M, Hosomi N, Akiyama Y, Tachiyama K, Kamimura T, Kinoshita N, Hayashi Y, Matsushima H, Imamura E, Aoki S, Ueno H, Ohshita T, Wakabayashi S, Yamasaki F, Awai K, Maruyama H.
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Journal Title
J Stroke Cerebrovasc Dis.
Volume: 30
Issue: 6
Pages: 105747-105747
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] cnm-Positive Streptococcus mutans and diffusion-weighted imaging hyperintensities in acute intracerebral hemorrhage2020
Author(s)
Yuji Shiga, Shiro Aoki, Naohisa Hosomi, Ryota Nomura, Masahiro Nakamori, Tomohisa Nezu, Keisuke Tachiyama, Teppei Kamimura, Naoto Kinoshita, Ryo Shimomura, Yuki Hayashi, Hayato Matsushima, Eiji Imamura, Hiroki Ueno, Shinichi Wakabayashi, Kazuhiko Nakano, Tatsuo Kohriyama, Hirofumi Maruyama
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Journal Title
Eur J Neurol .
Volume: -
Issue: 5
Pages: 1581-1589
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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