Project/Area Number |
21K17540
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Kawasaki University of Medical Welfare |
Principal Investigator |
氏川 拓也 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (90781667)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Keywords | 呼吸筋持久力 / 持続最大吸気圧 / サルコペニア / 呼吸筋サルコペニア / SMIP |
Outline of Research at the Start |
本研究の概要は、呼吸筋機能の一つである呼吸筋持久力の新しい評価指標であるSustained Maximal Inspiratory Pressure (SMIP)について、①基準値を算出すること、②入院患者におけるサルコペニア発症の評価指標としての有用性を検討すること、③サルコペニア発症のカットオフ値を算出することで、広く利用することのできる評価指標として確立し、呼吸筋サルコペニアの新たな評価指標を開発することである。本研究により、呼吸筋サルコペニアの判定精度が高められること、さらには新たな治療プログラムの構築に貢献できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、漸増式呼吸持久力テスト(the Test of Incremental Respiratory Endurance:TIRE)を用いて、呼吸筋持久力の新しい評価指標であるSustained Maximal Inspiratory Pressure(持続最大吸気圧)の測定再現性を検証すること、基準値を算出すること、サルコペニア発症の評価指標としての有用性を検討すること、サルコペニア発症のカットオフ値を算出することで、広く利用することのできる評価指標として確立し、呼吸筋サルコペニアの新たな評価指標を開発することを目的として実施している。 持続最大吸気圧の測定値は再現性が高く、系統誤差も存在しないことが明らかとなり、2回の測定を行い最大値を採用する方法の妥当性が示された。また、再測定の基準の設定に至った。この方法を用いて、年齢層と性別毎に健常成人における持続最大吸気圧の基準値の算出、サルコペニア発症の評価指標としての有用性検証とカットオフ値の算出をするために、各年齢層や各性別で被験者の募集を行い、データを収集した。高齢者における持続最大吸気圧の中央値と呼吸筋サルコペニアの有無による持続最大吸気圧のカットオフ値を算出した。持続最大吸気圧を用いることで、高齢者の呼吸筋サルコペニア有病をより明確に判定できる可能性が示唆され、持続最大吸気圧測定の有用性が示された。高齢者における持続最大吸気圧の現状については途中経過を示すことができており、当該年度では高齢層を含めて若年層と中年層についてもさらなる検証を行っていく予定であったが、様々な事由によりデータ収集が完了しておらず、引き続き検証を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症拡大予防の観点から、集団での測定が難しいことや機器の故障、その他の業務多忙によりデータ収集を十分に進めることができていない。以上のことから「遅れている」という進捗状況として報告する。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度(2024年度)には、少人数ずつではあるが早急にデータ収集を進め、国内外の学術大会での成果発表と論文投稿を進めていく予定である。
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