Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
仙腸関節性腰痛は,競技スポーツ選手において,椎間板ヘルニアと同程度の頻度で生じる一般的な病態であるが,有効な予防法が確立されていないことが問題視されている.その要因として,仙腸関節性腰痛が多い種目が調査されていないこと,仙腸関節の挙動解析が従来の手法では困難であったため,発生機序が明らかになっていないことがあげられる.そこで本研究は,仙腸関節性腰痛に着目し,競技種目別の頻度を調査し,発生率の高い種目において,仙骨の動きを推定する手法を用いた仙腸関節挙動解析・体幹筋活動解析を行い,障害発生機序を明らかにすることを目的とする.