Physiological and psychological changes in female athletes and gender bias in sports
Project/Area Number |
21K17571
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Tokyo Women's College of Physical Education |
Principal Investigator |
塚原 由佳 東京女子体育大学, 体育学部, 教授 (50645447)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 女性アスリート / 体組成 / 骨密度 / ジェンダーバイアス / エネルギー不足 / 相対的利用可能エネルギー摂取不足 / スポーツ外傷・障害 |
Outline of Research at the Start |
女性アスリートがジュニア期からシニア期に移行する過程での相対的利用可能エネルギー摂取不足(以下RED-Sとする)のリスクを評価し、またRED-Sに陥った際に影響を与える骨密度、骨代謝を含めた骨形態、体組成や心理状態を縦断的に評価し、パフォーマンスとの関連性も調査する。また指導者の女性アスリートに対する指導や考え方が明らかになることで、実際スポーツ現場でどのようなジェンダーバイアスが起きており、それにより女性アスリートがどのような医学的問題を抱える可能性があり、それを起こさないための対策も明らかにすることができる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は2022年度においてはコロナの影響を受けることなく、コロナ渦になかなか実施できなかった測定やアンケートなどを予定通り無事実施することができた。測定結果の全ては解析できていないものの、2022年度において、Open Access Journal of Sports Medicineにおいて、Awareness and Knowledge of Medical Issues Related to Female Athletes Among Track and Field Coachesの題目の論文が採択された。概要としては、女性指導者の方が男性指導者と比較して、女性アスリートの3徴や相対的利用可能エネルギー不足に関して知っていること、そして月経に関する話を選手とすることや、無月経などの婦人科疾患に選手が悩んでいる際にそれを相談できるドクターにアクセスしやすいことが明らかになった。 この結果は2023年4月に実施されるAmerican Medical Society of Sports Medicineに演題投稿をした。本研究結果により、性別に限らず多くの指導者が女性アスリート特有の疾患に関心と知識を持ち合わせ、さらに女性指導者が増えることができれば研究成果としては非常に収穫も大きく、多くの女性アスリートを支えることができると考える。また、上記とは別に、選手を対象とした相対的利用可能エネルギー不足に関する測定も実施しており、こちらにおいて体重測定回数と疲労骨折の関連性が見いだすことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2021年度はコロナの影響もありなかなか被験者を集めにくい状況ではあったものの、2022年度はワクチンの普及などもあり協力的な選手や指導者が増え、少しずつ巻き返すことができた。ただ、実施することに時間と労力を囚われてしまったため、論文は1本しか年度内にアクセプトされなかったのは残念である。しかし、現在も執筆中であるため、ある程度当初の予定通りに進んでいると判断する。国内の選手やコーチを対象とした調査自体は順調に進んでおり、データもまとまっており、2023年度にも測定を実施予定であるため概ね順調に進んでいると思われる。また、当初の計画だと後半には海外の選手を対象とした調査を実施予定であるが、このコロナ渦で海外の研究者と共同研究を実施することが多かったため、彼らの協力も得られることが期待される。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に実施した測定調査の研究解析と論文投稿を実施する。2023年度は国際学会での発表が2回控えており、また現在も執筆中の論文があるため、これらは2023年度の前半には投稿予定である。また、2023年度にも測定の実施自体は決まっているのでこれらを遂行し、選手指導者へのフィードバックとともに研究解析と論文投稿を実施する。時期は未定なものの、今後海外での選手やコーチにも日本国内での測定と同様のものを実施予定のため、時期は海外の共同研究者と相談になるが、なるべく日本の対象者と同じ条件で実施できるものを選定する予定である。そしてその結果を2024年度以降に発表することを計画している。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)