青少年における個人の特徴に適した投法に関する研究:サイドハンドスローに着目して
Project/Area Number |
21K17629
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Kyoto University of Advanced Science |
Principal Investigator |
前田 奎 京都先端科学大学, 健康医療学部, 講師 (00846686)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | ハンドボール投げ / 投運動 / 3次元動作分析 / スポーツ指導 / 学校体育 |
Outline of Research at the Start |
近年,青少年の体格は向上傾向であるものの,体力・運動能力は低下傾向であり,中でも投能力の指標であるボール投げの記録の低下は著しい.ボール投げに関する研究は数多く発表されて いるにも関わらず,投能力の低下が続いていることは,青少年の体力・運動能力向上させることが喫緊の課題であることを示している.このような現状に対して,本研究では,新体力テストの ハンドボール投げにおける投法に着目し,「オーバーハンドスロー」と「サイドハンドスロー」 の比較から,個人の特徴(体格や筋力など)に適した投法およびその投動作の特徴を明らかにすることを目的とする.
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Outline of Annual Research Achievements |
青少年の体力・運動能力,中でも投能力の低下は,学校や社会におけるスポーツ活動の展開,継続のためにも,解決すべき課題の一つである.本研究では,「サイドハンドスロー」という投法に着目し,従来実施されてきた「オーバーハンドスロー」との比較から,体格や体力といった個人の特徴に適した投法とその動作の特徴について明らかにすることを試みる.個人の特徴に適した投法およびその投動作の特徴が明らかになれば,学校体育やスポーツ指導の現場における適切な投動作の指導,習得ならびに投能力の改善への貢献が期待できる. 2022年度は「オーバーハンドスロー」と「サイドハンドスロー」の比較について,日本体育・スポーツ・健康学会第72回大会にて発表を行った.44名の大学生を対象に,体格および体力測定を実施し,「オーバーハンドスロー」と「サイドハンドスロー」によるハンドボール投げの動作を撮影した.その結果,44名のうち34名は「オーバーハンドスロー」よりも「サイドハンドスロー」において,投てき距離が高値であった.また,投てき距離の平均値の差を比較したところ,「サイドハンドスロー」が「オーバーハンドスロー」よりも有意に高値であった(サイドハンドスロー:23.94 ± 6.80m,オーバーハンドスロー:22.16 ± 5.80m).さらに,「オーバハンドスロー」の方が記録が高い対象者と「サイドハンドスロー」の方が記録が高い対象者について,投げ手側上肢とボールの速度を算出したが,両者に大きな違いは見受けられなかった. これらの結果から,「サイドハンドスロー」は個人の特徴に適した投法の一つというわけではなく,「オーバーハンドスロー」よりも遠くに投げられる投法であることが示唆された.その背景には,動作の自由度,複雑さやボールの大きさ等が影響していたと考えられる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データの収集自体は完了しているものの,新型コロナウイルスの影響による本務校業務の増加を受けて,予定していた以上にデータ分析に時間を要している.
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Strategy for Future Research Activity |
本年度はデータ分析,特に三次元動作分析を進めるとともに,すでに得られた成果について国際学会で発表を予定している.
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)