Project/Area Number |
21K17915
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 64040:Social-ecological systems-related
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
渡部 俊太郎 鹿児島大学, 理工学域理学系, 助教 (00782335)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 植物種の分布 / 木本 / 草本 / 標高 / 花色 / 花形質 / 送粉者 / 林床種 / 林冠種 / フェノロジー / 群集集合 / 繁殖干渉 |
Outline of Research at the Start |
本申請では、植物における異種間の送粉(HPT)が同時開花する植物の花形質のバラツキをどのように改変するのかを解明する。HPTは雑種形成や繁殖干渉を通じて繁殖成功に負の影響を及ぼすため、これが同時開花する植物の花形質の集合則にも影響すると予想されてきた。しかし、現状は①異種花粉の付着(HPT)を回避するため花の形質は大きくバラついた組み合わせ(過分散)になる、②送粉者を誘引するため花形質はよく似た組み合わせ(収斂)になる、という対照的な報告が存在している。本申請はこのような対照的な結果が報告される理由について、木本と草本の生活史戦略の違いに着目し、比較・解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本申請では、植物における異種間の送粉(HPT)が同時開花する植物の花形質のバラツキにどのように影響するのかを解明することを目指した。HPTは雑種形成や 繁殖干渉を通じて繁殖成功に負の影響を及ぼすため、これが同時開花する植物の花形質の集合則にも影響すると予想されてきた。しかし、現状は1異種花粉の付 着(HPT)を回避するため花の形質は大きくバラついた組み合わせ(過分散)になる、2送粉者を誘引するため花形質はよく似た組み合わせ(収斂)になる、と いう対照的な報告が存在している。本研究では、特に木本と草本の生活史戦略の相違に焦点を当てて両者の花形質や共存パターンを比較し、研究を進める計画を立てた。今年度は前年までに確認できたパターンの一般性を野外調査により検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度までの研究でみらた現象の一般性を実地調査により検討することができた。その中で木本と草本の標高分布の特徴が異なる可能性が明らかになった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度までの結果について論文化を進める。また木本と草本の標高分布に見られるパターンの違いについて、シミュレーションによる検討を進める。
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Report
(3 results)
Research Products
(14 results)