Development of production method and fundamental study of utilization for actinium-225 and other nuclides for novel nuclear medicine therapy
Project/Area Number |
21K17995
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 80040:Quantum beam science-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
稲垣 誠 京都大学, 複合原子力科学研究所, 特定助教 (00898455)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 核医学治療 / RI内用療法 / 同位体製造 / 電子線形加速器 / 医療用RI / フラーレン / アクチニウム225 |
Outline of Research at the Start |
前立腺がん等に対する放射性同位体(RI)内用療法において高い効果が確認されているアクチニウム225は、その重要度の高まりにより供給量の不足が予想されており、国内での製造が求められている。現状、アクチニウム225は海外において多量の核燃料物質(トリウム229)からの分離により製造されているが、その手法は国内では実施困難である。そこで本研究では、電子線形加速器を用いたアクチニウム225の製造を目指し、アクチニウム225や他の医療用RIの製造法を検討し、更にその応用に向けた基礎検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、放射性同位体(RI)内用療法において高い効果が確認されているアクチニウム225などの医療用RIの電子線形加速器を用いた製造法を検討し、更に、RI内用療法への応用に向けた基礎検討を行う。 本年度は、以下の事項について実施した。 (1)電子線形加速器によるアクチニウム225製造のスケールアップ:イオン交換樹脂等を用いて精製したラジウム226をターゲットとし、電子線形加速器により高エネルギーの制動放射線を照射することで、アクチニウム225のMBqオーダーの製造を行った。また、製造・精製したアクチニウム225を、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)等を用いて分析し、含まれる不純物の評価を行った。 (2)RI内用療法への応用に向けた基礎検討としてのRI内包フラーレン生成法の検討:ドラッグデリバリーシステム(DDS)への応用に向け、RIを内包したフラーレンの生成を目指し、不活性ガス雰囲気下でRIを含む試料にレーザーを照射する装置を構築した。構築した装置を用い、複数の圧力条件のアルゴンガス雰囲気下でグラファイトにレーザーを照射し、フラーレンの生成試験を行った。生成物を有機溶媒で抽出し、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析することで、フラーレンの生成に成功していることを確認した。また、RIを混合した試料を用い、装置からのRIの漏洩等がなく安全にレーザー照射実験が行えることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度計画していた研究について、以下のような順調な進展が得られた。 (1)イオン交換樹脂等を用いて精製したラジウム226をターゲットとし、電子線形加速器により高エネルギーの制動放射線を照射することで、アクチニウム225のMBqオーダーの製造を行った。また、製造・精製したアクチニウム225を、ICP-MS等を用いて分析し、含まれる不純物の評価を行った。 (2)DDSへの応用に向け、RIを内包したフラーレンの生成を目指し、不活性ガス雰囲気下でRIを含む試料にレーザーを照射する装置を構築した。構築した装置を用い、複数の圧力条件のアルゴンガス雰囲気下でグラファイトにレーザーを照射し、フラーレンの生成試験を行った。生成物を有機溶媒で抽出し、HPLCを用いて分析することで、フラーレンの生成に成功していることを確認した。また、RIを混合した試料を用い、装置からのRIの漏洩等がなく安全にレーザー照射実験が行えることを確認した。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、アクチニウム225の製造に必要なラジウム226の精製手法や、照射ターゲットのラジウムからのアクチニウム225の分離・精製手法の更なる検討を進め、不純物の一層の低減を目指す。また、フラーレンの効率的な生成条件を検討し、RI内包フラーレンの生成を目指した実験を行う。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)
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[Presentation] Demonstration of Ac-225 production on the order of MBq using an electron linear accelerator2023
Author(s)
Takahiro Tadokoro, Mizuho Maeda, Takuma Koiwai, Kento Nishida, Yuichiro Ueno, Yuko Kani, Takahiro Sasaki, Takahiro Watanabe, Hidetoshi Kikunaga, Shigeru kashiwagi, Shun Sekimoto, Makoto Inagaki, Tsutomu Ohtsuki
Organizer
TAT 12
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[Presentation] Production experiments for 225Ac using an electron linear accelerator and radiolabeling tests using the produced alpha emitter2022
Author(s)
M. Maeda, T. Tadokoro, Y. Ueno, K. Nishida, Y. Kani, T. Sasaki, T. Watanabe, H. Kikunaga, S. Kashiwagi, K. Shirasaki, S. Sekimoto, T. Ohtsuki, M. Inagaki, S. Fukutani, Y. Shibahara, M. Yoshimoto, K. Ohnuki, H, Fujii
Organizer
EANM2022
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[Presentation] Experimental study on the production of Ac-225 using an electron linear accelerator2021
Author(s)
Takahiro Tadokoro, Yuichiro Ueno, Yuko Kani, Makiko Shimada, Takahiro Sasaki, Takahiro Watanabe, Hidetoshi Kikunaga, Shigeru Kashiwagi, Makoto Inagaki, Shun Sekimoto, Tsutomu Ohtsuki
Organizer
SNMMI 2021
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[Presentation] Large-scale production experiment for Ac-225 using an electron linear accelerator2021
Author(s)
M. Maeda, T. Tadokoro, Y. Ueno, K. Nishida, Y. Kani, M. Itoh, T. Sasaki, T. Watanabe, H. Kikunaga, S. Kashiwagi, K. Shirasaki, S. Sekimoto, T. Ohtsuki, M. Inagaki
Organizer
EANM'21
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