Project/Area Number |
21K18029
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 90030:Cognitive science-related
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
石下 洋平 自治医科大学, 医学部, 講師 (30835632)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | ASMR / 皮質脳波 / 聴覚情報処理 |
Outline of Research at the Start |
ASMR(Autonomous sensory meridian response)は、聴覚や視覚への刺激によって、頭の中がゾワゾワするような心地よさを感じる反応のことである。社会的・医学的にASMRに対する関心は高まっているが、その発生機序は明らかになっていない。その発生には、聴覚野や視覚野、感覚運動野など多領域が相互に関与していると推測される。 皮質脳波は脳表から直接脳波を測定するため、時間空間分解能の高いデータが得られる。本研究では、てんかん焦点診断目的に皮質脳波測定を行う脳神経外科患者に協力を仰ぎ、ASMRを惹起しうる動画を視聴させながら皮質脳波を測定し、その発生機序の解明を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
ASMR(autonomous sensory meridian response)とは、聴覚や視覚への刺激によって、頭の中が「ゾワゾワ」するような心地よさを感じる反応のことである。社会的にASMRに対する関心は高まっているが、その機序を明らかにした報告はこれまでにない。神経機能画像解析技術の発展は著しいが、その中でも皮質脳波(ECoG; electrocorticography)データは、脳皮質から直接脳波を測定することで得られる、最も時間空間分解能の高いデータである。一方で、その測定のためには電極を頭蓋内に留置する必要があり、当然健常者においてそのデータを測定することは人道的に不可能である。 難治性てんかん患者では正確なてんかん原性領域の同定を目的として、根治的焦点切除術を施行する前に頭蓋内に電極を留置し、ECoG測定を行うことがある。当院はてんかん診療拠点機関に指定されており、このような手術を比較的多く施行している。 そこで、本研究では、このような患者に協力を仰ぎ、ASMRを惹起しうる動画を視聴させながらECoGを測定し、その解析によりASMRの発生機序の解明を目指す。これまで3名の患者で測定を行い、ASMRが惹起された1名において聴覚野や感覚運動野などの広い脳領域の賦活を認めた。一方で、測定した患者全員で一様にASMRが惹起されたわけではなく、賦活された脳領域も一定ではなかった。今後さらに症例を蓄積していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新規硬膜下/深部電極留置術施行症例が少なかった。 また、当初硬膜下電極を使用しての研究を想定していたが、臨床面で深部電極へのシフトが進んだ。
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Strategy for Future Research Activity |
患者に謝礼金を出し、研究協力をお願いする。 深部電極留置術が普及することで、カバーされる脳表領域は減ってしまうが、深部構造の活動の解析が可能となる。(海馬、島回など) 深部構造の脳活動についても注視して解析を進めていく。
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