Project/Area Number |
21K18058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 90110:Biomedical engineering-related
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
高橋 匠 東海大学, 医学部, 特定研究員 (80783654)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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Keywords | 変形性膝関節症 / 細胞シート / 関節軟骨 / 硝子軟骨 / シングルセル / 多指症 / iPS細胞 / 軟骨細胞 / シングルセル解析 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、軟骨細胞シートの作用機序を明らかにするため、軟骨細胞シートのシングルセル解析を実施する。これまでドナーや細胞ソースに応じて有効性が異なることを示してきたが、各種軟骨細胞シートには複数の細胞集団が存在することが推察され、有効性が高い軟骨細胞シートに特徴的な細胞集団は明らかにされていない。そのため、軟骨細胞シートのシングル解析により、有効性が高い軟骨細胞シートに存在し有効性に寄与する細胞集団を同定する。また、それらの細胞集団の特性を明らかにすることで、軟骨細胞シートの作用機序の解明に繋げる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、変形性膝関節症の根治的治療を目標とした軟骨細胞シートの実用化を目指し、軟骨細胞シートの比較をシングルセルで行い、硝子軟骨修復再生に寄与する細胞集団の同定および特性解析を目的とした。これまで我々は、多指症由来軟骨細胞シートはドナーに応じて硝子軟骨修復再生効果が変動することを明らかにし、in vitroおよびin vivoの評価においてドナー選定を行ってきた。また、多指症由来軟骨細胞シートには異なる硝子軟骨修復再生効果を有する細胞集団が混在することが考えられる。そこで本年度は、硝子軟骨修復再生効果が異なる8ドナーをin vitro評価系により2群に分類し、シングルセル解析を実施した。まず、各ドナーより作製した多指症由来軟骨細胞シートより細胞を単離し、Chromium Next GEM Single Cell 3' LT Kitおよび10x Genomics Chromium Controllerを用いて1,000細胞をターゲットにシングルセル化、ライブラリー調整を行った。4.5万リード/細胞でシーケンシングを実施した。今後は、取得したデータの解析を行い、2群間において変動する細胞集団を同定し、それらの細胞集団の硝子軟骨修復再生効果への影響を検証する予定である。
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