Investigation of the usefulness of aldehydes in exhaled breath gas as prostate cancer biomarkers
Project/Area Number |
21K18089
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 90130:Medical systems-related
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
佐々木 陽典 東邦大学, 医学部, 講師 (80744151)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 前立腺癌 / アルデヒド / 呼気試験 / 13C / プロピオン酸 / 質量分析 / 呼気中アルデヒド / スクリーニング / 揮発性有機化合物 / 前立腺特異抗原 |
Outline of Research at the Start |
呼気中には癌細胞が抗腫瘍免疫による活性ラジカルを介した攻撃を受けた際に生成されるアルデヒド類が排泄されることが報告されており、癌のバイオマーカーとして精力的な研究が行われているが、前立腺癌のバイオマーカーとなりうるアルデヒド類の同定には至っていない。本研究は、この現状を踏まえてアルデヒドと特異的に反応する性質をもつO-(2,3,4,5,6-Pentafluorobenzyl) hydroxylamine (PFBHA)を用いたPFBHAサンプラー捕集・溶媒抽出-ガスクロマトグラフィー/質量分析法を用いて、前立腺癌のバイオマーカーとなりうる呼気中のアルデヒド類の同定を目指すものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
前立腺癌の非侵襲的スクリーニング検査としての溶媒抽出ガスクロマトグラフィー/質量分析 (GC/MS)法による呼気中アルデヒド測定に関する研究として、計画 通りに30余例の被験者(前立腺癌患者、前立腺癌疑い患者、健常者を含む)から空腹時の呼気を採取して呼気中アルデヒドの測定を継続的に行なっている。本研究に利用している測定手法については「松村年郎、森田考節、瓜田純久、佐々木陽典:室内環境及び呼気中のアルデヒド定量法の開発とそのアプリケーショ ンについて. 室内環境学会学術大会,2021年」で学会発表を行い、同手法の新規性と妥当性が評価され、同大会の大会長奨励賞を受賞した。また、本研究の途中経過についても「佐々木陽典、松村年郎、下中洋一、青木洋、小松史哉、竹内泰三:前立腺癌のバイオマーカーとしての呼気中アルデヒド類の有用性の検討. 第 12回日本安定同位体・生体ガス医学応用学会.2021年」で学会発表し、研究手法の改善点についても積極的な議論が行われた。加えて、本研究課題に関連する研究として13C-プロピオン酸呼気試験による非侵襲的なビタミンB12欠乏やアルコールが及ぼす腸内細菌叢およびプロピオン酸代謝に関する研究論文がMedical Science Monitorに掲載され、World Journal of Gastroenterologyにも受理されており、近日中に掲載される予定である。本研究課題の対象症例の集積がやや予定より遅れているが、関連する研究課題を含めて「実臨床を含めた多様な領域における呼気試験による非侵襲的評価」という目的を達成すべく、順調に研究実績が重ねられている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先行研究と比較して前立腺癌患者、健常人ともに呼気中アルデヒドが検出感度以下となる症例が多いことと、対象症例の集積に予想以上に時間を要していることから想定よりもやや進捗に遅れがあると判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き積極的に対象症例からの呼気検体採取を継続する。検出対象物質の絞り込み等、検出方法についても再検討する。今年度中に症例集積と呼気中アルデヒド測定を完了して、統計解析と論文執筆に着手する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)