Project/Area Number |
21K18291
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 58:Society medicine, nursing, and related fields
|
Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
牟礼 佳苗 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (90268491)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋爪 洋 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (10326382)
吉村 典子 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (60240355)
|
Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥26,000,000 (Direct Cost: ¥20,000,000、Indirect Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 2023: ¥7,150,000 (Direct Cost: ¥5,500,000、Indirect Cost: ¥1,650,000)
Fiscal Year 2022: ¥9,620,000 (Direct Cost: ¥7,400,000、Indirect Cost: ¥2,220,000)
Fiscal Year 2021: ¥9,230,000 (Direct Cost: ¥7,100,000、Indirect Cost: ¥2,130,000)
|
Keywords | サルコペニア / 生活習慣 / マーカー / 細胞外小胞 / バイオマーカー / 地域住民コホート / 生活習慣病 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、要介護の主要因であるフレイルの主軸をなす病態であるサルコペニアを生活習慣病と位置づけ、世界的にも例がないサルコペニアを10年以上追跡している大規模住民コホートROAD及びサブコホートであるWSSにおいて、筋・骨クロストーク及び筋タンパクターンオーバーを主眼として、網羅的探索研究から標的分子を絞り込む多面的機能解析を行うことでサルコペニアの実態を解明し、作用機序に基づく早期発症予知・重症化予測診断マーカーを開発することを目的とする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度においては、ROADスタディの15年目、WSSの10年目にあたる漁村地域での住民調査を行い、約1,200人の参加を得ることができた。これまでの蓄積データと、2022年度で得られたデータをリンケージし、サルコペニア・データベースの作成に着手している。今後、生活習慣病としてのサルコペニアに解明を進める。 一方、本課題の主対象疾患であるサルコペニアとも関連する運動器の障害により日常生活での自立度が低下し、要介護のリスクであるロコモティブシンドロームと尿中酸化ストレスの関連を調べた結果、女性においてロコモ度の進展と尿中酸化ストレス指標に正の相関を認めた。また、摂取不飽和脂肪酸量との関連を調べたところ、ロコモ度の高い女性で摂取量が低い結果を得た。細胞外小胞の網羅的解析にも着手しており、これまでにサルコペニアとの関連を示す分子が見出されている。さらに解析対象者数を増やして解析を進める。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のため、2023年度に実施を計画していた検診を2024年度に実施することに変更したため、研究の進捗に遅れが生じている。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度に実施予定の検診の結果も含めて、本研究課題で得られたデータとこれまでの蓄積データをすべてリンケージし、サルコペニア・データベースの作成を完成させ、生活習慣病としてのサルコペニアに解明を進める。 細胞外小胞の網羅的解析もすすめ、生活習慣病としてのサルコペニアの早期予知及び診断マーカーの開発をめざす
|