Project/Area Number |
21K18369
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 2:Literature, linguistics, and related fields
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
堀田 秀吾 明治大学, 法学部, 専任教授 (70330008)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 法言語学 / バイアス / 法と言語 / 潜在的バイアス / 認知バイアス / 心理言語学 / 判断 / 言語学 / 語用論 |
Outline of Research at the Start |
本研究課題は、取調べや裁判という法コンテクストにおいて使用される言語表現に潜む潜 在的バイアス(Implicit Bias)による話し手・聞き手の認識や判断への影響を実証的に解明し、 公平公正な法の運用に資するガイドライン・規範を提言することにより、言語研究の社会的 寄与を目指す。具体的には以下を研究目的として設定する。 1. 法コンテクストにおける言語表現に見られる潜在的バイアスを含んだ言語情報の同定 2. 法コンテクストにおける判断・意思決定・行為に与える影響の解明 3. 基本的人権を保障し、公平・公正な法運用を実現するための言語情報に関する規範・ルールのガイドラインの考案および提言
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、当初の計画によると、①「文脈・内容」 たとえば、社会文化的前提を含んだ文脈によるプライミングとその影響、およびその影響の実証 ②これまでの調査で同定された問題に関して、質問紙・面接・観察といった通常の調査方法に加え、潜在的バイアスを測定するためのIATやGNATなどのテストおよび事象関連電位等の生理的指標に基づく反応を見る実験を通して、法的場面における言語使用の判断や意思決定への影響およびそのメカニズムを明らかにすること、そして③実装に向けた検討を行うことを予定していた。これらの計画目標に関して、①については、予備実験として、実験参加者に学校内でおこった登場人物間のいざこざの映像を見てもらい、そこで見た情報について、実験者が参加者に対してバイアス的前提を含んだ事後情報を与えることで、どのような影響が現れるかを調べた。結果、社会文化的なステレオタイプに基づいた前提を含んだプライミングを行った時に、映像に関する記憶や判断において大きな影響を持つことが改めてわかった。コロナ禍であったため、②の実験参加者との接触が多分に要求される生理的指標を調べる実験は行うことができなかった。2023年度は最終年度であるので、コロナ禍では行いづらかった脳波測定・心拍測定などの生理指標に基づいた実験を行うことができるようになることが期待されるので、こういった部分もカバーできるようにしたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナで行動が制限されていたこともあり、実験等については、特に生理指標をつかった実験を計画していたこともあり、十分に進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度はコロナウイルスに関する諸規制が緩和されたため、実験等もほぼ従来通り行えることが期待できるため、遅れている実験計画を順次行っていく予定である。
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