Project/Area Number |
21K18498
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 9:Education and related fields
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
河野 麻沙美 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (00539520)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 龍也 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (50247508)
北澤 武 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (80453033)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 教育用ダッシュボード / 自己調整学習 / 主体的に学習に取り組む態度 / ふりかえり / 主体性評価 / 主体性 / 学習評価 / 教師支援 / 学習者支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,新学習指導要領における「主体的に学習に取り組む態度」に着目した教育用ダッシュボードの開発を目的とする.学習者の自己調整学習の強化と教師の評価や支援に係る意思決定に寄与する可視化方法の検討と学習進捗の分析とをあわせて行い、実践の開発と並行して行う.本研究は自己の希望や状況から最適な方向性や方法を自ら選択し,学習を進める姿を「学びの個別最適化」の要素と捉え,教師はその専門性を発揮し,適切な支援をする主体であるとし,教師と学習者が行う意思決定の支援を重視する実践とツールの双方を開発する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「主体的に学習に取り組む態度」の育成と評価を支援するための教授・学習支援システムを開発することである。授業終末に行われる「ふりかえり」の実践は活動のふりかえりに終始するという実践的課題がある。本システム開発は、自らの理解状況や思考過程へのメタ認知を促し、自らの学習を調整し、粘り強く学習に取り組む態度の育成へとつなげることを目指そうとする実践を背景にしている。その教育実践を支援するためのダッシュボード開発を行うものである。 本年度の課題は、昨年度開発したプロトタイプ初版の使用を踏まえて改善したプロトタイプを中長期的に実践で使用することでさらなる問題点を明らかにすることであった。実践での使用を踏まえて明らかになった課題としてあげられるのはデータ蓄積による検索と表示の遅延であった。また、前年度にはGoogleWorkplace内の個々のアプリがもっている連携性だけでは補えない機能があることがわかっている。そこで、テキストを別途分析し、ワードクラウドや共起ネットワークの図をフィードバックするための資料作成を手作業で用意し、学習支援を試みた。この試行への評価を行うために、使用した学習者に使用評価アンケートを行ったところ、自他の具体的な記述がふりかえりに有効に働くものの、ワードクラウドなどの学習集団全体のテキスト分析結果を可視化したものは参照されても有効な資料だとはみなされていないということがわかり、開発に大きな示唆を得ることとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は昨年度開発・実装することによって改善したプロトタイプ版の実装を行い、学習者からの使用評価を得ることができた。また、教師としての使用者からのヒアリングを行うことで、教師用・学習者用双方において、ダッシュボード開発に多くの示唆を得られた。一方で、現在のシステム環境での限界が明らかになったことも研究の進捗と言え、次年度の研究推進についての具体的な方策が明らかになった。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度にあたる次年度は、昨年度まで使用してきたプロトタイプの課題を踏まえ、システム環境の改善を中心に行うものとする。過剰な図示化を組み込むよりも、安定して軽量な挙動が実践現場で求められることを踏まえると優先事項となる。そのため、これまでプロトタイプを自家製で行ってきたことで発生している余剰金を活用し、協力校の理解の下、アプリ開発のための外部発注を行う。また、実践協力校で開発しているツールの有用性が評価されたことにより、全校体制での実施が計画されている。そのための管理システムや使用感の向上と学習者の学習成果向上を目指す実践改善への助言活動を並行して行うものとする。
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