子どもの視力危機を回避するための児童の視力と生活環境に関する探索的研究
Project/Area Number |
21K19645
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 58:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
川崎 裕美 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (90280180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 琴美 岡山大学, 保健学域, 助教 (00773053)
山崎 智子 (森脇智子) 広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (20512510)
木内 良明 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (40214738)
柊中 智恵子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 准教授 (60274726)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥5,330,000 (Direct Cost: ¥4,100,000、Indirect Cost: ¥1,230,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 学校保健 / 視力 / 中学生 / 生活習慣 / 近視 / 子ども / 健康管理 / 児童 / 視力低下防止 |
Outline of Research at the Start |
眼軸等の客観的視力検査と従来法の比較による学校視力検診のあり方の検討、および、客観的視力検査による測定結果と児童の生活および成長との関連を明らかにし、遺伝を含む個人の体質に応じた視力を維持するための生活について、保護者とともに学ぶ保健指導方法を確立することを目的とする。電子機器が存在しなかった時代と比較すると、子どもの視力環境は非常に過酷である。視力を失う原因のひとつである網膜剥離のリスクは中程度の近視から高まると言われ、子どもの50年後の視力は平成の高齢者の視力よりも低下している可能性がある。現在の視力環境の悪化に学校での健康増進の方法を適応させる可能性を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
眼軸・屈折といった客観的視力検査と従来法の比較による学校視力検診のあり方の検討、客観的視力検査による測定結果と児童の生活および成長との関連を明らかにし、遺伝を含む個人の体質に応じた視力を維持するための生活について、保護者とともに学ぶ保健指導方法を確立することを目的とする。 3年目である本年度は、中学1年生の学校検診の結果および詳細視力検査結果をとりまとめ学会発表した。さらに継続的な資料変化のデータ収集を行った。小学生の日中の時間の使い方、学習状況に関する調査用紙を作成した。2023年度もCOVID-19の感染防止対策が実施されており、眼軸測定のために児童生徒が協力病院に移動することは困難であった。そこで代替案として、中学生、小学生ともに対象学年に詳細な視力検査を実施し、視力低下と生活習慣の関連を検討した。 授業でのタブレットの使用時間は、授業担当によって管理されており、自宅での使用時間制限に対する児童の関心は高かったが、休日の学習時間、休憩の取り方に視力良好、不良において有意な差が認められた。過去の詳細視力検査のデータと現状の視力データを連結し、経年変化について、解析を進めているところである。中学校1年生で視力不良の者は小学校4年時点でも視力不良の者が有意に多い。成長に伴って視力が低下した者に男女差はなった。睡眠不足を感じている者が有意に多かった。また、視力低下した者は低下しなかった者と比較し、平日のパソコン利用時間は有意に短かった。視力低下したものは、運動時間が有意に少なかった。 4年生での視力維持に関する指導の重要性が示唆された。また、保護者の視力との関連が大きいため、視力不良の児童生徒は、家庭での指導によって、視力への配慮が多く行われていると考えられた。今後は、引き続き経年データの取得を行い、子どもの視力保持のために強化すべき指導内容を精選する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の感染対策によって、協力病院での眼軸検査が中止された。代替案として学校健診では実施されていない詳細視力検査をおよび生活習慣調査、学校での過ごし方の調査を詳しく行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
日常生活の状況調査は、予定通り実施したため、詳細視力測定による視力と生活習慣との関連を詳細に分析する。さらに、これまでの調査によって、4年前の視力データが確保できたため、経年変化を分析することによって、研究目的の達成に引き続き取り組む。COVID-19以前の実施された、研究方法、眼軸測定を再開できるように、協力病院への調整、保護者依頼を行う。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)