Project/Area Number |
21K19689
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 58:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構 |
Principal Investigator |
井上 聡 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, 緩和ケア研究部, 研究員 (90887613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 達也 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, 精神腫瘍学研究部, 研究部長 (70513000)
山岸 暁美 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, コミュニティヘルス研究部, 機構長 (30433626)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 緩和ケア / 終末期 / 苦痛悪化 / 死亡 / 予測 / 苦痛緩和 / 苦痛 / 終末期ケア |
Outline of Research at the Start |
終末期には急に悪化する苦痛が生じ、現在、苦痛の悪化が生じた後にレスキュー薬を投与しているが、苦痛の悪化をあらかじめ予測することができれば、「つねに苦しくない状態」をもたらせる可能性がある。本研究では臨床の範囲内で取得できるデータから、痛みなどの苦痛がまもなく悪化すること、死亡が近いことを予測する方法を開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
終末期には急に悪化する苦痛(breakthrough pain/dyspnea/agitation)が生じ、苦痛の悪化を迅速に察知してレスキュー薬(モルヒネ持続皮下注射の早送りなど)を投与することが重要である。また、「息を引き取るまでに間に合いたい」という日本人がほとんどであり、間に合わずお別れを言えなかった場合は家族の抑うつが増加する。したがって、苦痛の増悪と死亡を予測することができれば、終末期ケアの向上に貢献する。本研究では、臨床の範囲内で取得できるデータから、痛みなどの苦痛が10分以内に悪化すること、死亡が12/24/48/72時間以内に生じることを予測する方法を開発する。 具体的な研究方法は、介入を伴わない観察研究である。緩和ケア病棟に入院している終末期がん患者を連続的に対象とする。臨床上取得できるデータを経時的に測定する。電子カルテから苦痛(疼痛、呼吸困難、不穏)に対するレスキュー薬の使用時間を取得する。医師が死亡時間(書類上の死亡確認時間ではなく、実際に心停止となった時間)を記録する。臨床データから苦痛の10分以内の悪化と12/24/48/72時間以内の死亡を予測するアルゴリズムを開発する。 2023年度までに予定していた患者登録は終了し1200例を集積した。予備的な解析で安定した解析にはより症例数が必要であると考えられたため、調査内容を簡便にしたうえでさらに1200例の集積を追加するフォローアップ研究を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
患者登録は想定以上のスピードで集積しており計画していた1200例に到達した。一方、予備的な解析で安定した解析にはより症例数が必要であると考えられたため、追加のフォローアップ研究を実施している。データベースの構築が終了していない。そのため、おおむねに順調に進捗しているとした
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Strategy for Future Research Activity |
今年度中に終了しなかったデータ―スの構築を来年度に完成させて本研究は終了とする予定である
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