Effects of electronic glosses on reading comprehension and vocabulary learning
Project/Area Number |
21K20272
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
:Education and related fields
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Research Institution | University of Tsukuba (2022) Tokyo University of Science (2021) |
Principal Investigator |
柳沢 明文 筑波大学, 人文社会系, 助教 (10907835)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 外国語教育 / 英語教育 / 第二言語習得 / 語彙学習 / 教育工学 / 英文読解 / ICT / 辞書 / 語彙習得 / 注釈 / アカデミック英語 / 読解 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、これまでの研究知見から外国語学習を促進すると考えられる機能を含んだiPad用の読解アプリを開発し、アプリの学習効果を短期的、中長期的に検証することである。初年度では、様々な注釈(未知語の意味の説明)を提示するアプリを作成し、アプリを利用して読解を行ったときの、内容理解や未知語の学習への効果を測定する。次年度には、効果的だった機能を含んだ学術論文読解アプリを作成し、大学生・院生が学術論文を中・長期間読む研究環境での、アプリの効果を測定する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、これまでの研究知見から外国語学習を促進すると予測される機能を含んだiPadでの読解アプリを開発し、それらの機能の効果や、学習者の読解 時の行動について調査することである。昨年度に作成した、研究用のiPadアプリケーションをさらに発展させ、複数の機能(難しい単語をタップすることでその意味を注釈の形式で提示するポップアップ辞書機能、単語の発音を再生する機能、意味を調べられた単語や読解時間などを記録する機能、一文ずつ英文を表示する機能、単語の語頭を強調表示する機能など)を含んだ実験用アプリを作成した。また、昨年度使用した実験用具、測定具を用いて、40名程度の大学生を参加者としてポップアップ辞書や文字の強調表示が読解、語彙学習に与える影響について実験を行った。実験から得られたデータを部分的に分析し、ポップアップ辞書を使ったタブレット教材からの語彙学習が確認され、また学習はその他の学習者・教材要因に影響を受けることが分かった。実験から得られた結果は、国内の学会で発表を行ったり、学術誌への投稿することを計画している。
また、この研究結果を踏まえ、さらに学習者の個人要因に焦点を当てた、第二実験を開始した。現段階では、先行研究の精査、調べる個人要因の測定具の選定が済んでいる。更に、本プロジェクトに関連した分析手法を応用させた他の研究を国際学会で発表したり、語彙学習に影響を与える要因について認知的な処理に焦点を当てた学術図書の執筆を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究の当初の目標としては、短期的な注釈の影響を調べる実験を行い、実験データの分析を確定し、学会発表などを行う予定であった。しかし、昨年度中にコロナ禍中において安全にデータを採取するために実験形式や用具の調節、作成などに手間取り、予定していたスケジュールが後ろ倒しになってしまったため、今後は分析結果の確定、精査や、学会発表を行い、学術雑誌への投稿をしていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年に実施された本実験の結果を精査し、国内外での学会発表や学術誌への投稿を通し、研究成果を発信したいと考えている。また、本実験の結果を踏まえた追実験の用具を準備し、データ収集を行う。第二実験についても、本年度中にデータ収集・分析を終えて、順次結果を国内外の学会で発表していく。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)