Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
植物の根系の効率的な構築のためには、側根(=既に存在する根の内部から新たに発生する根)を適切な間隔で形成することにより、根を分岐させることが重要である。側根間の間隔調節には、既に形成された側根から分泌される低分子ペプチドTOLS2が周囲の細胞に受容され、新規の側根形成を抑制する、側根側方抑制機構がはたらく。しかし、TOLS2応答の分子機構の詳細は不明である。本研究では、所属研究室で独自に単離されたシロイヌナズナのTOLS2非感受性変異体tols2-insensitive 1(toti1)の解析を進め、TOLS2応答機構の解明に挑む。