音声コミュケーション生物における個体認知の神経機構
Project/Area Number |
21K20695
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0704:Neuroscience, brain sciences, and related fields
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
院田 雅裕 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准訪問研究員 (40912407)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 歌鳥 / 音声コミュニケーション / 個体認知 / 鳴き声 / 神経科学 / キンカチョウ / 聴覚認知 / 聴覚神経 / 聴覚 / 脳 / 神経 / 個性認知 |
Outline of Research at the Start |
歌鳥の聴覚系で音響構造の個体差が認知できることは予想されているが、その神経システムを示した例はない。また、その解明に音声刺激設計・アルゴリズム開発を行う点は、これまでにない新しいアプローチである。さらに、哺乳類に類似した発声系・聴覚系を持つ歌鳥において、鳴き声の個体認知の要因を特定することは、音声コミュニケーション生物全般の認知や社会形成に関わる聴覚機能について新たな洞察を与え、発声系と聴覚系の理解に大きく貢献する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、歌鳥(キンカチョウ)の社会構造構築の基軸となる「鳴き声の個体認知」の神経機構について、音声刺激設計・アルゴリズム開発によるアプローチを試みた。具体的には研究課題の遂行にあたり必須となる2つの音声刺激セット、「個体差あり鳴き声」「個体差なし鳴き声」の作成について重点的に行った。 まず「個体差あり鳴き声」の作成については、歌鳥の鳴き声を収集する必要があったため、近隣の業者から15羽の歌鳥を購入して鳴き声のデータを収集した。また、記録音声の品質向上のため、録音環境デバイスの改善に取り組んだ。これらの試みにより、「個体差あり鳴き声」刺激セットの作成に必要なデバイスが整った。 さらに、「個体差なし鳴き声」の刺激セットの作成については、「個体差あり鳴き声」を構成する音声データをデジタル処理することで、複数の個体の鳴き声が混ざった音を作成した。この刺激セット作成の際、コンピュータの計算処理能力に問題が生じたため、計算資源として128GBRAM メモリを導入した。これによりコンピュータの計算処理能力が格段に上昇し、高速に「個体差なし鳴き声」を作成できるようになった。以上のことから、本研究課題の肝となる音声刺激設計についてはおおむね完了したといえる。なお、購入したメモリは次年度に実装予定だった解析アルゴリズムへの適用も想定している。 研究代表者の海外渡航により2022年3月をもって本研究課題は中断した。再開後は、作成した刺激セットを歌鳥に聞かせ、そのときの神経応答を脳内から取得できる系を構築し、最終的な「個体認知に関わる鳴き声の要因」の特定を目指す。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)