交替制勤務看護師の生体リズムを整える生活行動モデルの構築と効果検証
Project/Area Number |
21K21119
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | Osaka Metropolitan University (2022) Osaka City University (2021) |
Principal Investigator |
岩崎 賢一 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 特任講師 (70912046)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 交替制勤務 / 看護師 / 生体リズム / 睡眠の質 |
Outline of Research at the Start |
看護師は、ヒトに本来備わる生体リズムに反する交替制業務を行うため、睡眠障害を惹起する生活になりやすく、将来的な生活習慣病発症のリスクが大きい。しかし、看護師の健康保持に適した生活方法は確立されていない。本研究では、交替制勤務を行う看護師に対し、生体リズムの乱れを整える生活行動モデルを構築し、その効果を検証する。研究の方法としては、現在提唱されている生体リズムを整える時間行動とその内容を文献検索および関連理論に基づき整理し、仮説モデルを構築する。さらに構築した仮説モデルの効果の検証を行う。この生体リズムを整える生活行動モデルにより、看護師の睡眠障害を予防し、健康保持に寄与できる可能性がある。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、交替制勤務を行う看護師に対し、夜勤により乱れた生体リズムの是正につながる生活行動モデルを構築し、その効果を検証することである。看護師の健康状態は、患者へのケアの質や提供する医療の安全性に影響を及ぼすが、生体リズムに反する交替制勤務を行う看護師の健康保持に適した生活方法は確立されていない。 令和4年度は、主に下記の5項目について検討を行い実施した。 1)現在提唱されている生体リズムの調整要因(光、食事、運動など)に関する時間行動とその内容による睡眠への影響を調査した先行研究や関連理論について、文献検討により整理し作成した仮説モデルの実行可能性の把握のために予備調査を実施した(看護師5名)。2)予備調査の分析結果を整理し、学会に参加し発表を行った。3)予備調査の分析結果から仮説モデルの項目と内容について再度検討を行い、本調査で実施する生活行動モデルを完成させた。4)本調査実施に向け、倫理審査提出書類の作成を行い、本学科の倫理審査委員会に申請し、実施の許可を得た。5)看護師60名を生活行動モデルを14日間実施するグループ(介入群:30名)と普段と変わらない生活を14日間送るグループ(対照群:30名)に無作為に振り分け、構築した生活行動モデルの効果の検証を開始した。 最終年度である令和4年度中に本調査を終了し、結果の分析まで行う予定であった。しかし、COVID-19の感染拡大により医療逼迫の時期が長かったこともあり、対象者のリクルートおよび各対象者の調査時期の調整に難渋した。したがって、当初の計画からやや遅れている状況であり、研究期間の延長を申請した。 なお、令和5年4月現在で本調査のデータ収集は完了しており、順次データ解析を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和4年度の当初の予定では本調査を終了させデータ解析とまとめを計画していたが、COVID-19の感染拡大による医療逼迫の時期が長かったため、看護師を対象とする本研究においては、対象者のリクルートと各対象者の実施時期の調整に時間を要した。そのため、実施時期が当初の予定よりも遅くなった。令和4年度は、本調査のデータ収集までが終了したがデータ解析ができていない。したがって、研究期間を延長し令和5年度にデータ解析とまとめを行う予定である。さらに、学会や論文発表も行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
データ収集が完了しているため、早急にデータ解析を行い研究のまとめを行っていく。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)