Project/Area Number |
21K21138
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
福重 春菜 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (20758726)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | ナースコール / ログ解析 / 看護ビッグデータ / 医療情報 / 看護管理 / 2次データ分析 / 看護ビックデータ |
Outline of Research at the Start |
圧倒的にナースコール発報数が多い患者が存在することがわかっている。また、そのような「発報数の多い患者」と「それ以外の患者」の発報規則は異なるなるため、両者は分けて検証すべきであることが明らかになっている。しかし、どのような患者が「発報数が多い患者」であるかが明らかになっていない。 そこで本研究では、病院に蓄積されている大量のデータを活用し、ナースコール発報数の多い患者の背景要因を明らかにする。それにより、「発報数の多い患者」になる可能性を予測し、予めそのような患者の入院病棟配置を検討する等の「事前の対策」を可能とすることで、より効果的で効率的な看護体制の実現を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
圧倒的にナースコール発報数が多い患者が存在することが明らかになっている。しかし、どのような患者の発報数が多いのかは分かっていない。そこで本研究では、ナースコール発報数の多い患者の背景要因を明らかにすることを目的に、ナースコール履歴データと電子カルテデータを用いて、その関連性について分析を進めている。
これまでの分析により、すでに複数の項目についてナースコール発報数との関連が明らかになっている。さらに、今年度は複数の項目を掛け合わせ患者をより詳細にクラスタリングすることで、より詳細な分析を進めた結果、全体傾向とは異なる傾向を明らかにすることができた。これらの結果は、多様な患者の個々の特性が反映された結果であると考えており、より臨床実態に近い特性を明らかにできたと考える。
ナースコールが患者アウトカムや看護業務の遂行に与える影響は大きく、その対応方法の検討は看護体制にとって重要な要素である。本研究結果は、「発報数の多い患者」になる可能性を予測し、予めそのような患者の入院病棟配置を検討する等の「事前の対策」に活用されることで、看護管理への一助となると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は大量データを取り扱うため、データ分析補佐やデータ整理ためのための雇用を予定し、計画書にも人件費を計上していた。 しかし、本研究データはそのデータの特性上学外に持ち出せずそれらの雇用は学内で行う必要があることから、初年度は感染状況を鑑み雇用を見送った。 そのため、データ分析には限りがあり、進捗にやや遅れが生じている。 雇用開始後は順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの分析により、複数の電子カルテ項目とナースコール発報数との関連が明らかになった。今後は、それらの結果を発表していくとともに、各結果をまとめることで全体像を明らかにしていく予定である。
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