Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
臨床検査は医療において重要な役割を果たしているが,臨床検査の代表的な特性指標である陽性的中率・陰性的中率は,有病割合に依存するために解釈や評価に問題が生じることがある.また,検査結果が3値以上に分類される場合,何らかのカットオフ値を定めて検査結果を2値化することにより臨床検査の特性指標を算出する必要があり,情報量の減少や,カットオフ値の決定に恣意的な操作が入る可能性がある.本研究では,上述の問題に対応するために,[1]臨床検査の特性評価のための新たな指標および検定手法,[2]3値以上に分類される臨床検査の特性指標に対する新たな評価手法,を開発する.