Project/Area Number |
21K21196
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | Japan Healthcare University |
Principal Investigator |
三浦 紗世 日本医療大学, 保健医療学部, 助教 (60902674)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 足趾把持力 / 転倒 / 降雪期 / 高齢者 |
Outline of Research at the Start |
重大な転倒危険因子に筋力低下があり、握力や膝伸展筋力、足趾で地面を掴む力(足趾把持力)と転倒との関連が報告されている。転倒の原因となる環境要因は季節で異なり積雪・凍結路面ではすり足・小刻み歩行となりやすく、路面と足底の接地時間が延長するため、足趾把持力の姿勢制御への影響は増大すると予測される。 本研究では積雪寒冷地域在住の高齢者を対象に、足趾把持力と降雪期の転倒との関連を明らかにする。研究成果は高齢者における降雪期の転倒予防対策、不健康期間の短縮に寄与することが期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、降雪地域の住民コホートを対象に、高齢者の足趾把持力と降雪期の屋外における転倒発生との関係を明らかにし、高齢者における降雪期の転倒予防対策および不健康期間の短縮に寄与することを目的としている。 初年度および翌年度に住民コホートにて実施している特定健診で、65歳以上の男女高齢者を対象に検査・測定を行う計画を立てていた。具体的には、年に一度の特定健診で足趾把持力の測定を含む検査・測定および転倒に関する質問紙調査を実施し、足趾把持力と転倒発生との関連を解析する予定であった。しかし、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、予定していた特定健診での検査・測定項目は大幅に削減された。そのため、データ収集が困難となり、当初の研究計画通りの遂行が困難となっていた。今年度も当初予定していた対象者からのデータ収集が見込めず、不足を補うため別の地域での体力測定会に参加した高齢者のデータを用いて解析を進める方針とする。現在、これらのデータを基に、高齢者の足趾把持力と降雪期の転倒リスクとの関連性を解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、計画していた特定健診での必要な項目の検査・測定が実施できない状況が続いている。当初の計画通りの進行が難しくなり、データ収集の再開が見込めない状況が続いたため、当初の対象者からのデータ収集を断念することも念頭に置き、他の地域での体力測定会に参加した地域在住高齢者のデータも収集していた。これらの研究計画変更により、遅延が発生している状況にある。現在はデータの整理をしており、今後解析作業を進めていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
対象からのデータ収集は大方終了しており、今後は収集したデータの整理と解析作業に取り組む予定である。収集したデータを詳細に分析し、高齢者の足趾把持力と降雪期の転倒リスクとの関連性を明らかにする。なお、対象の変更により検査・測定項目には一部制限が生じ、採血による検査が実施できなかったため、血清データを解析に用いることはできない見込みである。さらに、対象者数の問題から縦断研究ではなく横断研究となる可能性が高い。 データの整理と解析作業が完了次第、研究成果を学会や論文として発表する計画である。
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