Project/Area Number |
21K21225
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0909:Sports sciences, physical education, health sciences, and related fields
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Research Institution | Osaka Metropolitan University (2022-2023) Osaka Prefecture University (2021) |
Principal Investigator |
山本 沙紀 大阪公立大学, 大学院リハビリテーション学研究科, 助教 (40907549)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | テレリハビリテーション / 地域在住高齢者 / オンライントレーニング / 高齢者 / グループトレーニング / 歩行機能 / グループ |
Outline of Research at the Start |
地域在住高齢者を対象として,参加者の身体機能に合わせたグループトレーニングを,オンラインを用いて実施し,その効果検証に取り組む。介入前に参加者の筋力・バランス・運動速度などの計測を行い,その結果から筋力トレーニング,バランストレーニング,運動速度トレーニングなどのグループに割り当て,歩行機能や転倒・つまずきへの効果を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
地域在住高齢者を対象としたオンライングループトレーニングの効果検証を2020年度から実施している。これまでの検証で同期型のオンライントレーニング(ZOOM等)に対して強い抵抗感があること,また,対面での運動に加えて,非同期型のオンライントレーニング(YouTube)を実施することで活動量を十分に確保することができることが明らかとなった。
そこで,2023年度は,どのような内容の運動介入が身体パフォーマンスの向上に効果的であるか,地域在住高齢者を対象とし検証を行った。具体的には,①歩行機能,バランス機能,立ち座り機能に股関節機能と足関節機能のどちらが重要であるか,②股関節機能向上を図るトレーニングか,足関節機能向上を図るトレーニングのどちらの方がより身体パフォーマンスの改善に効果的であるかの検証を行った。 ①では,歩行と静的バランス能力は足関節底屈機能,立ち上がりと動的バランス能力は股関節伸展機能が重要であることが明らかとなった。②では,十分な運動時間・頻度が確保できているにも関わらず,足関節機能向上を目的としたトレーニングで足関節機能が向上しないという結果が得られた。一方で股関節機能向上を図るトレーニングでは,股関節機能が向上し,その結果,歩行・立ち上がり・動的バランス能力の向上が認められた。 これらの結果から,地域在住高齢者への運動介入では,股関節機能に着目したトレーニングがより有効である可能性が考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
同期型のオンライントレーニングへの参加に抵抗感が強く,参加者を十分に確保できないという問題があり,この点に関して遅延が認められる。 しかし,対面に加えて非同期型のオンライントレーニングを実施することで活動量を確保できるというメリットを活かし,2023年度はトレーニング内容まで進めることができた。当初の予定から1年遅れてはいるが,研究計画にある検証を2024年度で実施することが可能と考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は介入研究を主に進めることを予定している。30名程度の様々な身体機能レベルの方を同群として介入研究を実施予定である。身体機能レベル別に異なる運動プログラムを提示し,効果検証を行う。 全体としては進捗状況に遅れが認められるものの、同期型のオンライントレーニングの実施を制限し,介入の実施時期の変更することで,これまで以上に研究対象者数を確保することができると考えている。
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