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同一体力レベルの男女における運動時熱放散能力の比較ー性差と個人差の明確化ー

Research Project

Project/Area Number 21K21274
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section 0909:Sports sciences, physical education, health sciences, and related fields
Research InstitutionNational Agency for the Advancement of Sports and Health

Principal Investigator

岩田 理沙  独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学・研究部, 契約研究員 (80908319)

Project Period (FY) 2021-08-30 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords性差 / 体温調節 / 熱放散能力 / 暑熱環境下 / 個人差
Outline of Research at the Start

運動中の体温調節に関する「性差」は、発汗機能の低さゆえに男性よりも女性で運動中の熱ストレスが大きくなることが指摘されてきた。その一方で、発汗機能の「性差」を検討する場合には、体内に生じる熱産生量を統一した運動を行う必要があると報告されている。しかしながら、熱産生量を統一した運動は、熱ストレスが運動強度依存的に高くなっている可能性がある。そのため、「性差」であるか、体力レベルによる「個人差」であるかが現時点で明確ではない。そこで本研究では、同一体力レベルの男女を対象に運動強度と熱産生量の双方を統一し、「個人差」を排除した上で、運動中および運動後の熱放散能力の違いを明らかにすることを目的とした。

Outline of Annual Research Achievements

本研究では、同一体力レベルの男女を対象に①代謝性熱産生量を統一した運動時の体温調節機能を男女で比較することおよび②熱放散能力の依存要因が異なる3つの環境下で運動時および運動後の熱放散能力を男女で比較することとした。本研究の大きな特色は、体温調節機能に関する「性差」を明らかにすることで、女性の特異的な応答を調査し、スポーツ科学に未だエビデンスの少ない女性に向けて貴重な知見を増大することである。また、本研究で得られた研究成果は、より多くの人に向けた熱中症対策の最適化を導くための重要なエビデンスとなり得る。さらに、体力レベルと運動強度の双方を統一した運動での比較は、男女差が生じる体力レベルによる「個人差」を排除するため、これまでにない新たな着眼点から「性差」を検討することができると考えた。
成人男女15名ずつ①最大酸素摂取量が48~52ml/min/kgの者②熱中症の既往歴がない者③正常月経の者(女性のみ)の条件を満たす者を対象とする。事前測定にて最大酸素摂取量を行った後、1週間以上空けて、①高温低湿環境試行(発汗による熱放散);38℃40%RH②常温環境試行(皮膚血流による熱放散);22℃40%RH③高温多湿環境試行(熱放散が難しい);38℃70%RHの3試行を無作為化交差試験にて行う。本研究では3つの異なる環境下で調査することと、運動後回復期まで調査することにより、男女の熱放散能力が何に依存することで「性差」生じるのかを明らかにすることができると仮説を立てた。
現時点までで25名の測定が終了しており今年度中に取り終える予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナウイルスによる活動制限の影響でこれより前の実験の終了が遅れたため、本研究の開始が遅れたため。また、実施予定であった実験施設で補修工事が行われ使用できない期間があったため。

Strategy for Future Research Activity

残りの測定を終了させ、データ分析を行う。学会発表および論文執筆に向け準備を進める。

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-10-22   Modified: 2024-12-25  

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