Project/Area Number |
21KK0135
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 49:Pathology, infection/immunology, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
野崎 智義 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60198588)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 菜月 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (00883323)
サントス ハルベルト・ヒメネス 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (90793779)
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Project Period (FY) |
2021-10-07 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥19,110,000 (Direct Cost: ¥14,700,000、Indirect Cost: ¥4,410,000)
Fiscal Year 2023: ¥8,840,000 (Direct Cost: ¥6,800,000、Indirect Cost: ¥2,040,000)
Fiscal Year 2022: ¥8,840,000 (Direct Cost: ¥6,800,000、Indirect Cost: ¥2,040,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 感染症 / 大腸 / 原虫 / 赤痢アメーバ / 宿主応答 |
Outline of Research at the Start |
ヒト臓器・組織を忠実に再現する生体機能チップと高解像度ライブイメージング、シングルセルトランスクリプトーム解析を用いて、感染症における病原体と宿主の相互作用の分子基盤を高空間・時間分解能をもって解明することを目的とする。赤痢アメーバ原虫のヒト大腸感染における相互作用(組織侵入と免疫回避)で原虫側病原機構(貪食や小胞輸送など)の関与を精密に理解する。本研究成果は今後様々な感染症研究分野に応用が可能であり、次世代の研究において不可欠なプラットフォームの国内での確立、若手研究者の国際競争力の育成に資すると期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
感染症における病原体と宿主の相互作用の分子基盤の解明のためには、特に高い空間・時間分解能をもって解明するためには、ヒト臓器・組織を忠実に再現する生体機能チップと高解像度ライブイメージングなどの最先端技術を駆使することが不可欠である。本研究は赤痢アメーバ原虫のヒトの大腸の感染において寄生虫がどのように免疫を回避し、組織障害を起こすかの機構を、特に貪食、エクソソーム、小胞輸送など原虫側の病原機構に主眼をおいてその分子機構を理解することを目的に実施された。エクソソーム放出、ファゴシトーシスと小胞輸送などは赤痢アメーバの病原機構、感染病態・病理の中心をなす機構である。本研究では、インビトロで示唆された重要な病原機構・因子がインビボで実際に機能しているのかを、ヒト大腸感染において、これらの分子機構がどのように機能し、どう制御されているのかを、ヒト感染をミミックした生体機能チップと高解像度ライブイメージングを用いて実証している。これまででインビボを忠実に再現した多様な細胞群で3次元構築されたヒトの生体機能チップを確立し、アメーバとの相互作用により惹起されるヒト組織の応答を、組織障害、タイトジャンクションの電気抵抗の維持、サイトカイン・ケモカインのプロファイルの変化といった観点から解明し、生体応答との整合性に関して検証を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
共同研究相手の2回目の受け入れ準備状況が昨年度末までに完了せず、H6年度の共同研究を準備している。先方の受け入れが遅れたのは先方の技術の論文化、知財化のために必要だったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、赤痢アメーバの病害過程のうちで、ヒト大腸上皮細胞への接着、上皮細胞の貪食(ファゴサイトーシスとトロゴサイトーシス)と破壊、陰窩・粘膜固有層への原虫の侵入に原虫側の病原機構・分子の役割、ヒト側の組織の免疫応答、両者の遺伝子発現制御の観点から明らかにすることを計画している。
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