CIDPにおける膜蛋白質を標的としたantigen microarray解析
Project/Area Number |
22590938
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
川尻 真和 九州大学, 大学病院, その他 (00335960)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河村 信利 九州大学, 大学病院, 講師 (00432930)
松下 拓也 九州大学, 医学研究院, 准教授 (00533001)
土井 光 九州大学, 大学病院, 助教 (30423552)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | CIDP / マイクロアレイ / 自己抗体 / 膜蛋白質 |
Research Abstract |
K23年度はCIDP患者血清におけるantigen microarray解析のために、(1)収集した患者血清の臨床情報の解析、(2)末梢神経由来膜蛋白ライブラリーの作製、(3)CIDP患者血清を用いたantigenmicroarray解析の開始、(4)CIDP特異的な標的自己抗体の候補標的抗原の同定を行った。昨年度に保存血清を収集したCIDP患者の臨床的、電気生理学的解析を行い、典型的なCIDP症例の選別および病型分類を行った。CIDPでは典型的な左右対称性のCIDPから左右非対称な異常をきたすMADSAM、遠位優位の障害をきたすDADSなど臨床的不均一性がみられ、なかでも自己抗体の関与が最も疑われる典型的なCIDP症例10例の血清をmicroarray解析の対象とした。Microarrayに使用するために、膜蛋白ライブラリーからsplit primer PCR法による蛋白作製をおこなった。これらの血清、蛋白を用いたantigen microarrayを開始した。また、一部のCIDP患者血清にて同定された、自己抗体の候補抗原蛋白の同定についての解析を行い、免疫組織化学染色、ウエスタンブロット法による同定結果に加えて、ELISA法、候補蛋白遺伝子導入を行ったHEK293-T細胞を用いた免疫細胞化学染色法により、自己抗体が抗neurofascin抗体であることを同定した。CIDPにおける本抗体の存在について、多角的方法により同定した研究はなく、今後のCIDPの診断、病型分類において重要と考えられる結果が得られた。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)