関節リウマチのTNF阻害薬治療におけるIL-35の役割
Project/Area Number |
22591082
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
膠原病・アレルギー・感染症内科学
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
長谷 英徳 Tokyo Medical and Dental University, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (70332997)
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Project Period (FY) |
2010 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | IL-35 / 関節リウマチ / 制御性T細胞 / コラーゲンTvpeII |
Research Abstract |
(実験内容)DBA/1JマウスにコラーゲンTypeII(CFAエマルジョン)を尾根部皮内に接種し、関節リウマチ実験モデルの立ち上げを行った。マウスIL-35(EBI3とIL-12α/p35を3XGGGGSアミノ酸で繋げたヘテロダイマー)の作成及び精製を行った。精製IL-35を用いて制御性T細胞の機能解析を行った。更に、骨髄より樹状細胞を培養し、IL-35の影響について解析を行った。 (実験結果)コラーゲンTypeIIの免疫によってコラーゲン関節炎を安定して誘発させる実験条件を整えた。IL-35の発現ベクターを293細胞に一過性に強発現させ、回収された培養上清から分泌型IL-35をFLAGタグ介して精製した。マウス末梢リンパ組織(脾臓及びリンパ節)からCD25陽性CD4陽性制御性T細胞を単離し、IL-35による細胞増殖とIL-10などの抑制性サイトカインの影響は観察されなかったが、CD4コンベンショナルT細胞を用いた抑制アッセイの実験においてIL-35による細胞増殖抑制効果がみられた。しかしながら再現性に問題があり現在検討している。樹状細胞に対する影響はみられなかったが、IL-35によるミエロイド系細胞の遊走性と血管増生効果を確認することが出来た。さらに、コラーゲンに特異的T細胞受容体を有するハイブリドーマ細胞株ANA-2にIL-35発現遺伝子を導入し、トランスフェクタントを作成した。現在関節炎に対する影響について解析を行なっている。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)