マイクロRNAによるNF-κB制御を介した関節リウマチ治療戦略に関する研究
Project/Area Number |
22591674
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
平野 史倫 Asahikawa Medical College, 医学部, 講師 (60250552)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧野 雄一 旭川医科大学, 医学部, 講師 (90345033)
岡本 健作 旭川医科大学, 医学部, 助教 (80396879)
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Project Period (FY) |
2010 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | シグナル伝達 / 免疫学 / 核酸 / 臨床 / 発現制御 |
Research Abstract |
関節リウマチ(RA)は関節滑膜を病変の主座とする原因不明の慢性炎症性疾患であり、持続的な滑膜炎によって軟骨破壊・骨破壊から関節変形をきたす難治性自己免疫疾患である。現在までに、研究者はクローニングしたNF-κB抑制分子IκBβ2の発現異常の観点からNF-κBの活性化異常を明らかにしてきた。その研究過程において、マイクロRNAがNF-κBの発現制御を介して滑膜炎増悪に重要な役割を担っていることを明らかにしてきた。そこで、本研究は、1)IκBβ2によるNF-κB活性化制御機構の検討、2)RA関節炎におけるマイクロRNA発現プロファイルの検討、3)NF-κB特異的マイクロRNAによるIκBβ2発現制御の検討、によって、RAの病態形成をマイクロRNAとIκBβ2の発現異常の観点から解明することで、RAの病態を解明し新規治療法を開発することを目的として平成22年度から3年間で計画されている。本年度は初年度にあたり、RA関節炎におけるマイクロRNA発現プロファイルの検討を主体として実施した。マイクロRNA発現プロファイルの解析は正常滑膜細胞とRA滑膜細胞からマイクロRNAを抽出し既存の解析用マイクロアレイチップとハイブリダイゼーションさせてRA滑膜細胞に発現の高かったマイクロRNAをRA特異的マイクロRNAとした。その結果、RA滑膜細胞で発現していたマイクロRNAはmiR-21、26、145、449、452、525、551、590、593、628、892、921の12マイクロRNAであった。現在、これらマイクロRNAの特異性について検討中であるが、中でも、miR-21は抗アポトーシス作用を有するマイクロRNAであり滑膜細胞増殖におけるキーマイクロRNAの可能性が推測された。さらに現在、各マイクロRNAとRF-κB活性化あるいはIκBβ2発現に及ぼす影響について検討している。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)