入院中の高齢者の意向を尊重するためのチーム医療推進モデルの開発
Project/Area Number |
22592402
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Fundamental nursing
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
川上 由香 神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (30364053)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 光美 島根大学, 医学部, 講師 (20364052)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥4,395,700 (Direct Cost: ¥3,381,308、Indirect Cost: ¥1,014,392)
Fiscal Year 2013: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2011: ¥885,700 (Direct Cost: ¥681,308、Indirect Cost: ¥204,392)
Fiscal Year 2010: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 看護倫理 / 高齢者 / 倫理研修 / ディブリーフィング / 意思決定 / 倫理カンファレンス / デブリーフィング / 面接調査 / 自己決定 / 入院 |
Research Abstract |
アクション・リサーチに協力してくれる施設を探すため平成25年6月8日、日本看護倫理学会第6回年次大会にて「高齢者の倫理的意思決定のための支援~高齢者の意思は尊重されているのだろうか~」というタイトルで交流集会を開催し、司会を務めた。しかし、研究協力者を得ることはできなかった。そこで、本研究が目指していたアクション・リサーチとできるだけ形態が似るように倫理研修を計画し、1施設において実施した。平成24年度の研究結果から看護師は、患者にとって何が最善の利益となるかについて、自分なりの考えをもっており、大抵の場合、これ以上の治療的介入は無益ではないかと考えていた。同時に、患者への責任を果たせないことによる無念さや怒り、フラストレーションを感じており、これは道徳的苦悩(Moral distress)と解釈された。この看護師自身の体験は、患者の問題を解決することを目指すカンファレンスでは取り上げられず、同僚に共有されてはいなかったことがわかっている。そこで倫理研修においては、看護師の道徳的苦悩の軽減を目的にディブリーフィングの要素を取り入れた。ディブリーフィングとは、トラウマティック・エピソード後に用いられる技法として広く提唱されてきた方法であり、トラウマとなるような出来事を体験した人がグループとなり2~3時間話し合うことで、ストレスの軽減を目指すものである。その結果、倫理研修に参加した看護師は、明日から自分ができることとして病棟での事例検討会や倫理カンファレンスの実施をあげており、仕事に対する意欲が高まる様子が見られた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(4 results)
Research Products
(1 results)