Project/Area Number |
22650023
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
小木 哲朗 慶應義塾大学, システムデザイン・マネジメント研究科, 教授 (00282583)
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Project Period (FY) |
2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | グループウエア / 臨場感コミュニケーション |
Research Abstract |
本研究では12枚の液晶パネルを4x3の格子状に配置したタイルドディスプレイを構築し、各格子点に小型魚眼カメラを取り付けることで、遠隔地間でのインフォーマルなコラボレーション環境を実現するための基礎技術の開発を行った。格子点に取り付けた小型魚眼カメラは、ディスプレイ前方にいる利用者の姿を撮影すると同時に、レンズ周辺部ではディスプレイ面を指さす利用者の指先を撮影することができる。撮影された利用者の映像からは人物像だけを切り抜いて遠隔地間で送受信することで、ビデオアバタとしてコミュニケーションに利用することができる。また複数台の小型魚眼カメラで撮影された指先映像は撮影された方向から指先位置を検出することができるため、タイルドディスプレイ上でのタッチインタラクション機能を実現することができる。タイルドディスプレイに対する映像表示手法に関しては、SAGEライブラリを用いることで、任意のウインドウとビデオアバタアプリケーションを自由に融合可能にした。本研究で開発を行ったこれらの手法は、タイルドディスプレイという安価に構築できるスケーラブルな高精細ディスプレイを用いながら、小型魚眼カメラによってディスプレイ前方の空間全体をセンシングすることで、利用者の姿の撮影とタッチインタラクションを同時に実現可能にした点が特徴である,またこれらの技術を遠隔地間で利用することで、人物画像やジェスチャを利用したインフォーマルなコラボレーション環境を実現できることが期待される。
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