Project/Area Number |
22656129
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
辻 哲夫 東京大学, 高齢社会総合研究機構, 教授 (30517206)
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Project Period (FY) |
2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 在宅医療 / 共同体制構築 / 地域住民啓発活動 / シンポジウム / ワーキンググループ |
Research Abstract |
本研究における,研究実施計画は以下1~3の内容であり、それぞれに対して実績概要を記述する。 1.モデル都市との共同体制構築 福井県坂井地区(坂井市・あわら市)をモデル都市とし、超高齢社会対応の在宅医療・介護システムを導入し、住み慣れた地域で安心して年をとれる地方都市型'まちづくり'の基盤構築が実施できた。体制は以下の通りである。 ・ワーキンググループ(WG)メンバー:坂井地区医師会、坂井地区看護師会、坂井地区歯科医師会、坂井地区薬剤師会 ・事務局:福井県、坂井市、あわら市 ・アドバイザー:東京大学 2.県、市、医療・介護関係者等との坂井地区における在宅医療を含めた在宅ケア推進のためのWGにおける議論 1で記載したWGメンバーで、医療連携、在宅ケア、住民啓発、と3つのサブWGに分かれて、今後、在宅医療を推進推すべくその内容について議論した。 3.地域住民への啓発としてのシンポジウム実施 ・日時:平成22年10月11日 ・場所:ハートピア春江 ・主催:福井県、あわら市、坂井市、東京大学高齢社会総合研究機構(坂井地区医師会共催) ・概要:「家族とともに暮らしわが家で最期まで幸せにハッピー在宅ケアシンポジウム」と題し、在宅医療を含めた在宅ケアを取り上げた住民向けのシンポジウムを実施した。福井県坂井地区では坂井地区医師会が県のモデル事業で、「坂井地区在宅ケアネット」という事業に取り組んでいた。これは、退院時に主治医がいない方にかかりつけ医紹介、複数医師・職種によるチーム対応、在宅医療相談等、在宅医療を推進するものであり、その活動から、身体が衰えてきても、病院・施設だけに頼らない在宅生活という選択肢もあることを示した。 ・参加者:59名からアンケート回収ができた。内訳は、医師等医療関係者は10名(16.9%)、ケアマネジャー等介護関係者は16名(27.1%)、地域住民等その他は33名(55.9%)であった。中でも周辺地区住民が13名(22.0%)と最も多かった。
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