Project/Area Number |
22659140
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General internal medicine (including Psychosomatic medicine)
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
上阪 等 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (00251554)
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Project Period (FY) |
2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2010: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 多発性筋炎 / 筋免疫 / ケモカイン |
Research Abstract |
申請者が開発したマウス多発性筋炎モデルを用いて、自然免疫活性化因子として再生筋線維が発現するケモカインの解析を行い、筋免疫学領域を創成するとともに、筋炎発症のメカニズムに迫り、筋炎に特異性の高い治療法の開発を目指した研究を行った。方法として、筋組織からの再生筋線維単離は難しく、一方でin vitro筋線維分化は必ずしもin vivo分化を反映しない。このため、まず、CIMの筋炎組織と筋線維芽細胞株からin vitroで分化誘導した筋線維についてケモカインのRT-PCRを行った。さらに、共通発現していたケモカインについて、マウス骨格筋由来衛星細胞からin vitro分化した筋線維、in vivoにおいてbupivacaineで再生筋線維を誘導した筋からレーザーマイクロダイセクションで回収した筋線維のRT-PCRを行った。また、衛星細胞を筋線維に分化誘導する際の培養上清のELISAで蛋白レベルの評価を行った。その結果、CIM筋組織in vitroにおける筋線維芽細胞株について、mRNAレベルで4つのケモカインが共通して発現していることがわかった。さらに、これらの中で、筋衛星細胞から分化誘導した筋線維、in vivoにおける再生筋線維について、mRNA、培養上清中の蛋白質レベルでみたところ、2つが共通発現していた。また、CIM誘導後に、bupivacaineで再生筋線維を誘導したところ、筋炎を発症した。これらの成果は、筋免疫学が成立しうることを示すとともに、PM新規治療法の開発についても多くの情報を与えるものと期待される。
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Report
(1 results)
Research Products
(16 results)