人工胚中心反応系を用いた免疫記憶活性化分子の探索及び抗腫瘍B細胞療法の検証と応用
Project/Area Number |
22700899
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Tumor immunology
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
野嶋 卓也 Tokyo University of Science, 助教 (10434036)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 腫瘍免疫 / 長期生存形質細胞 / 記憶B細胞 / 胚中心反応 / メラノーマ / 抗体医薬 / 液性免疫 |
Research Abstract |
本研究では独自に開発した『in vitro記憶B細胞/長期生存型形質(LLP)細胞誘導系』を用い、記憶B細胞の性状解析、新規抗腫瘍療法の検討、及び新規抗体医薬品製造方法の検討を行った。 1)本手法は、CD40LとBAFFを発現する3T3細胞(40LB細胞)とIL-4で数日培養したマウスB細胞をy線照射したマウスに移入することで、多量の誘導記憶B(iMB)細胞を構築することが出来る。誘導したHEL抗原特異的BCRを発現するiMB細胞は脾臓辺縁体に限局的に集積していたが、記憶T細胞存在下でHEL抗原を免疫するとほぼ全てのiMB細胞は赤脾髄に移動し抗体産生細胞へ分化した。すなわち記憶B細胞の即時応答性を保証する仕組みの一つとして、抗原補足が容易な脾臓辺縁洞近傍に局在することが重要であると考えられる。 2)40LBとIL-4で数日培養したB細胞を、40LBとIL-21でさらに数日培養後マウスに移入するとLLP細胞となり生着する。そこでHEL抗原を細胞表面に発現するB16メラノーマ細胞(B16-mHEL)を作成し、誘導LLP細胞が恒常的に産生する抗HEL抗体による腫瘍抑制効果を調べた、その結果LLP細胞を移入した個体はB16-mHELメラノーマの肺転移が顕著に抑制された。よって適応症例によっては効果的な腫瘍抑制法となることが示唆された。 3)極めて効率的にB細胞を増加させることが出来る本手法と、BCRシグナルがFasデスシグナルを抑制する機構を組み合わせ、末梢血B細胞集団から任意の抗原特異的B細胞を選別する手法の構築を試みた。そのためにFasLとmHELを発現させた40LB細胞(FL)を作成した。HEL抗原特異的なB細胞を1%含む培養B細胞をFL上で数時間培養すると、HEL特異的B細胞は最大80%にまで濃縮された。よって目的抗原を発現させたFL細胞を用いれば簡便に任意の抗原特異的B細胞を得られる事が示された(PCT出願)。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)