インド密教流派形成史におけるマンダラ儀礼の綜合的研究
Project/Area Number |
22720022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Indian philosophy/Buddhist studies
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
菊谷 竜太 東北大学, 大学院・文学研究科, 専門研究員 (50526671)
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Project Period (FY) |
2010 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 印度学・仏教学 / インド密教儀礼 / 『秘密集会タントラ』 / ジュニャーナパーダ流 / 『四百五十頌』 / 『ヴァジュラーヴァリー』 / ディーパンカラバドラ / アバヤーカラグプタ / インド密教 / マンダラ儀礼 / ジュニャーナパーダ / プラティシュター / アバヤーカラググプタ |
Research Abstract |
イメージの操作術と言うべきマンダラ観想法(成就法)はマンダラ儀礼と不可分の関係にあるが,両者の関係が充分に解明されているとは言えない。この直接的な要因の一つに,サンスクリット原典の多くが未だ未刊行であることが挙げられよう。写本に備わる個別の情報をテクスト及び画像データ化し情報が互いに共有できる研究環境を構築しつつ,第一に信頼すべき校訂テクストの制定ならびに訳注の作成が求められる。申請者は,平成22年度より資料の収集を行うとともに,内容を解析しつつ文献のデータベース化作業に取り組んだ。 データベースについては,平成23年2月末の時点ですでに研究の主軸となるディーパンカラバドラの『四百五十頌』関連文献の当該作業を為し終え,成果を学会で発表し,論文のかたちに纏めた。また,成果の一部を申請者自身が企画・立案したシンポジウムにおいて発表したが,これについてもプロシーディングのかたちで刊行することが決定済みである。 当初の研究計画においては,平成23年度より作業の困難が見込まれるアバヤーカラグプタの『ヴァジュラーヴァリー』の解析・データベース化作業に取り組むことになっていたが,作業の進展にともなって計画を前倒しし内容の一部はすでに発表し論文に纏め,データ化作業を完了した。また,『ヴァジュラーヴァリー』の解析作業と共に,同書と密接な関係をもつアバヤーカラグプタの『サンプタタントラ』注『アームナーヤマンジャリー』の解析作業をも平行して進めた。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)