動的高次機能タンパク質Hsp90を分子標的とする論理的かつ効率的抗癌剤開発研究
Project/Area Number |
22790105
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Drug development chemistry
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
村中 一大 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 助教 (20570518)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | Hsp90 / heat shock protein 90 / 抗癌剤 / カルボキサミド保護基 / Function-Oriented Synthesis / 創薬化学 |
Research Abstract |
本研究では、抗癌剤開発の新たな分子標的として期待される分子シャペロンHsp90を標的とした論理的かつ効率的な抗癌剤開発方法論の確立を目指して、高活性天然物の三次元構造を論理的に模倣・単純化するというFOS(Function-Oriented Synthesis)の概念に基づいた小分子Hsp90阻害剤の開発を行ってきた。本年度はまず、これまでに設計・合成を行ってきたHsp90の天然基質であるATPと高活性Hsp90阻害天然物ゲルダナマイシンのハイブリッド型小分子化合物アンサアデノシン類の生物活性評価を行った。一連の類縁体について、ヒト由来乳癌細胞SkBr3に対する殺細胞活性を評価したところ、弱いながらも活性を有することが明らかとなった(IC_<50>100μM程度)。各種誘導体の実験的及び計算化学的な構造解析の結果を考慮すると、1)設計化合物の環状構造に揺らぎがあり複数の配座異性体をとること、2)Hsp90標的部位に対して分子全体の構造が大きい、ことが予想された。そこで更なる活性向上を目指して、設計化合物に含まれるアデニン部と同様にHsp90結合部位と水素結合を形成し得る、より小さなピリミジン型誘導体を設計した。現在までに、シチジン型及びウリジン型誘導体の合成を完了した。また、環状構造の揺らぎを制御する目的で、環状骨格を縮小化したアデノシン誘導体を設計し、その合成を行った。今後、順次生物活性評価を行う予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)