原虫感染におけるCARD9を介した新たな自然免疫活性化経路の解明
Project/Area Number |
22790472
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
中谷 真子 Saga University, 医学部, 助教 (60538552)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | サイトカイン / 感染免疫 / CARD9 / 自然免疫活性化経路 |
Research Abstract |
新規分子CARD9は、NFκBを活性化するアダプター分子で、自然免疫の活性化に関与することが明らかとなっている。これまでに、TLRをはじめとする受容体が病原微生物を認識する受容体として報告されているが、原虫を認識する受容体については未だ不明である。そこで、原虫感知センサーとなるNon-TLR受容体の候補分子としてITAM受容体に着目し、まず、リューシュマニアに対するITAM受容体を同定するため、マクロファージ様細胞株(Raw cell、THP-1 cell、J774.1 cell)を用いてRNA干渉法によるスクリーニング法を構築した。しかし、細胞株では内因性のITAM受容体の発現が低く、候補分子をノックダウンして同定することは難しかったため、受容体が原虫を感知した後、CARD9を介してサイトカインを誘導するまでの経路について、シグナル分子欠損マウス由来のマクロファージおよび樹状細胞を用いて検討した。その結果、受容体の下流ではSykが関与し、TLRのアダプター分子MyD88は関与しないことがin vitroにおいて明らかとなった。受容体の同定については、候補となる分子のFc fusion proteinを数十種類作成し、リューシュマニアとの結合性を検討した。その結果、リューシュマニアに結合する分子を1つ見つけることができた。今後、その受容体と感染との関係を明らかにすることができれば、新たな原虫感知センサーを発見することとなり、重要な知見となり得る。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)