Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Research Abstract |
1)簡易診断マーカーの開発: (1)血清遊離コリン測定:株式会社スカイライト・バイオテックと共同研究契約(2007年4月1日~2012年3月31日)を結び,盲検的にサンプル測定を行い,データを横浜市立大学に送付する.2011年3月末現在で,447名の血清コリン値データを解析し,横浜市立大学にデータ送付している. (2)肝生検実施,継続観察:血清遊離コリン高値(>0.273mg/dl)の健診受診者を対象に実施可能症例を連続200症例に達するまで肝生検する.2011年3月末現在で肝生検は施行出来ていない.NASH症例に対しては治療介入を行い,脂肪肝症例に対しては2年の観察期間を設け,経時的に血清遊離コリン値を測定し経過観察を行う予定である. 2)新しい病態メカニズム解明と治療法開発:MTTPに焦点を絞り,解析準備を進める. (1)肝特異的MTTPノックアウトマウスの作成:ハーバード大学Richard S.Blumberg教授と共同研究契約を結び,当施設で作成した肝特異的MTTPノックアウトマウス(MTTP-/-)を享受し,横浜市立大学動物センター内で繁殖を行い,実験開始可能なマウス匹数に至るまで繁殖を続ける.2011年3月末現在で,脂肪食投与24週が経過しており,近日中にsacrificeを行い解析する予定である. (2)MTTP機能低下因子の同定(in vitro):(1)の解析が終了し次第,マウス肝細胞を単離培養し,NASH病態で発現が亢進される種々の生理活性因子(インスリン,TNF-α,遊離脂肪酸など)を添加した培養細胞のMTTP活性を測定する事で,MTTP機能を低下させる機序の解明に努める予定である.
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