Th17を制御する転写因子RORγt発現による接触皮膚炎反応減弱メカニズムの解明
Project/Area Number |
22791052
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
藤澤 康弘 筑波大学, 医学医療系, 講師 (70550193)
|
Project Period (FY) |
2010 – 2012
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
|
Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | RORγt / Th17 / Neuropilin-1 |
Research Abstract |
2010年度は観察された事象について、つまりRORγtを強制発現した造血幹細胞移植により起きる脱毛、白斑、そして接触皮膚炎減弱についての観察から得られたデータの解析を行い、接触皮膚炎減弱のメカニズムとしてTh17サブセットの上昇が何らかのフィードバック経路を通じてTregの誘導を行っている可能性を掴んだ。このデータは英文論文としてまとめて投稿し、2011年度内に出版された。2011年度はこのTregに焦点を当ててさらにそのメカニズムについて解明を行っていく予定としていたが、3/11の地震により研究室自体が多大な被害を受け、全電源喪失となったため多数のサンプルや試薬が使用不能となった。また、その後の漏水により遠心機を含む実験機器も破損したためその復旧に時間と資金が費やされた。震災の被害からの復旧に数ヶ月かかり、その後に喪失したサンプルの復旧を行った。Tregとの関連を調べる中でNeuropilin-1という分子に注目し、この分子が皮膚炎に及ぼす影響について検討していくための実験系の確立を行っている。
|
Report
(2 results)
Research Products
(3 results)